ポワレ(仏:poêlé)
フランス料理の調理法
明確な定義づけがなく、解釈が異なったりするが
主な解釈は以下など
①)蒸し焼きにしたもの
(本来の「ポワレ」調理とされるもの)
②)油脂で表面をカリッと焼き上げたもの
③)①と②が合わさったようなもの
蒸し焼きにしたもの
鍋に少量の「フォン(ダシの一種)」を入れ、
蓋をして食材を蒸し焼きにする
フォン
フォンは何から抽出するかで様々な種類がある
• フォン・ド・ヴォー(仔牛のフォン)
• フォン・ド・ポワソン(魚のフォン)
• フォン・ド・ジビエ(鹿、ウサギなどのフォン)
など
カリッと焼き上げたもの
フライパンに油脂をひき、食材を焼き上げる
底に溜まった油脂をすくってかけるなどして、
表面(特に皮目)をカリッと焼き上げる
(「アロゼ」と呼ばれる手法)
食材を加熱することで出てきた脂や、
オリーブオイル、バターなどの油脂を
食材にスプーンなどでかけながら焼く
合わさったようなもの
フライパンを用いて、カリッと焼き上げ、
過程で蓋をして蒸し焼きにする
外はカリッと、中はソフトな状態に仕上げる
料理
食材
白身魚が主に用いられる
よく使われる食材は、
鯛、舌平目、スズキ、サケ、マスなど
魚に限らず、鳥獣肉にも用いられる
(もともとは肉料理だったともされる)
主な料理
• 真鯛のポワレ
• 白身魚のポワレ
• スズキのポワレ
• 牛肉のポワレ
• 鶏肉のポワレ
など
語源
深めのフライパンなどを意味する
「poêle(ポワル)」という
フランス語の言葉が語源であるとされる
その「poêle(ポワル)」を使って調理することから、
「ポワレ(poêlé)」の名がついたとされる