「しらたき」と「糸こんにゃく」の違い
どちらもこんにゃく芋が主原料
これらは元々は製法の違いがあったが、
現在では同じ製法を用いていることが多く、
その違いは主に地域での呼び方の違いとされる
【しらたき】
こんにゃく芋を粉にしたものをペースト状にし、
細い穴から通した後に固めてつくる
太さや色合いに関わらず、
こんにゃく芋が原料の同様のものを
関東では「しらたき」と呼ぶ事が多い
【糸こんにゃく】
元々は「板こんにゃく」を細長く糸状に切るという製法
現在は「しらたき」と同様の製法でつくることが多い
太さや色合いに関わらず、
こんにゃく芋が原料の同様のものを
関西では「糸こんにゃく」と呼ぶ事が多い
しらたき
こんにゃく芋を加工して糸状にしたもの
細くて白く、2~3mm程度のものが一般的だが、
太めのものや黒っぽいものも生産している
太さや色合いに関わらず、
こんにゃく芋でつくられた同様のものを
関東では「しらたき」と呼ぶ事が多い
製法
①. こんにゃく芋を粉状にする
②. 水を加えて糊状(のりじょう)にする
③. 凝固剤を加える
④. 細い穴を通して押し出して成形し、熱湯に流す
②. 水を加えて糊状(のりじょう)にする
③. 凝固剤を加える
④. 細い穴を通して押し出して成形し、熱湯に流す
(江戸時代から関東で用いられているとされる製法)
語源
細い穴から押し出される様子が、
白い滝のようだったので「しらたき」と
呼ばれるようになったとされる
糸こんにゃく
こんにゃく芋を加工して糸状にしたもの
一般的には「しらたき」に比べて少々太く、
色も黒っぽいものが多いが、
細いものや白いものも生産している
(黒いものはヒジキなど海草を混ぜて着色している)
太さや色合いに関わらず、
こんにゃく芋でつくられた同様のものを
関西では「糸こんにゃく」と呼ぶことが多い
製法
①. こんにゃく芋を粉状にする
②. 水を加えて糊状(のりじょう)にする
③. 凝固剤を加える
④. 型に流して成形し、「板こんにゃく」をつくる
⑤. 細く切って、糸状にする
②. 水を加えて糊状(のりじょう)にする
③. 凝固剤を加える
④. 型に流して成形し、「板こんにゃく」をつくる
⑤. 細く切って、糸状にする
(江戸時代から関西で用いられているとされる製法)
ただし、現在では関西でも、
しらたきと同様の製法でつくられていることが多い
コメント