大学の学年の呼び方
【関東や全国】
一般的に「~年生」もしくは「~年」
【主に関西】
一般的に「~回生」もしくは「~回」
補足
「~回生」という表現は、
大学の在学年数を表している場合や
大学の学年を表している場合など、捉え方が様々
特に「~回生」を在籍年数として使用する場合に、
「~回生の~年生」などと、併用することもある
(例:在学6年目の4年生➝6回生の4年生)
~回生
「~回生」の認識
「~回生」という表現は、
大学や地域によって使い方が異なることがある
①. 在学年数を表す
②. 学年をそのまま「~回生」で表す
(「~年生」と同様の使い方)
留年した場合の「~回生」
留年した場合の「~回生」の用い方としては、
以下の3パターンなどがある
①. 留年すると数字が増える
(在学年数でそのまま表していく)
②. 留年しても変わらない
(「学年数=回生」で表す)
③. 4年で卒業できないと数字が増える
• 1~3回生➝留年しても学年数で表す
• 4回生が卒業できない場合➝5回生、6回生…
「~回生」を用いるメリット
「~回生」を在籍年数として用いる場合、
• クラブ活動
• サークル活動
• 寮
など、入学からの年数で上下関係(先輩後輩関係)
がある場合などの目安として分かりやすい
「~回生」は公式な表現か?
「~回生」は全国的に用いられているものではなく、
一般的な表現とは言い難い
(全国的に公文書で使う正式な用語ではない)
しかしながら、用いている大学においては、
口語表現のみならず、公式に使用していたりする
正式書類、大学の公式HP、履修要項、
レポートやテストの記入欄にも用いたりなど
「~年生」「~回生」の由来
「年生」と「回生」の違いは、
東大と京大の制度の違いが由来とされる
ただし現在は、
制度の違いに関わらず、単に呼び名が継承されている
【~年生】
東大の「学年単位制」での呼称を継承したもの
【~回生】
京大の「卒業単位制」での呼称を継承したもの
創設時の東大の制度
学年毎にカリキュラム(履修科目)が決まっていて、
所定の単位を取らないと次の学年に進級できない
(官僚を育てる目的で、厳しく進級を管理した)
何学年に在籍しているかが重要であるため
「~年生」を用いたと考えられる
創設時の京大の制度
学年毎の単位取得が課せられておらず、
4年間で必要単位を取れば卒業できる
(自由な学風を目指したとみられる)
4年目まで留年はなく、4年修了時に
単位が足りなければ卒業できず、留年となる
学年意識は重要でないため、
「~回生(在学年数)」を用いたと考えられる
「~回生」の広がり
• 京大出身者が教員として他の大学で活動
• 他の関西の大学が京大の影響を受けた
• 関西のメディアなどで使用
などの理由から、
関西を中心に広がっていったとされる
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