こんにゃく「黒」と「白」の違い
現在主流の「こんにゃく」をつくる製法では、
基本的には白いこんにゃくができる
【黒っぽいこんにゃく】
ヒジキなどの海藻などによって着色している
(古くからの製法のこんにゃくに類似させている)
【白いこんにゃく】
現在主流の製法で、着色なしでつくったもの
こんにゃくの製法
①. こんにゃく芋をすりおろすか、粉状にする
②. 水(お湯)と混ぜて糊状(のりじょう)にする
③. アルカリ性水溶液(凝固剤の役割)と混ぜ合わせる
④. 型箱に流し込んでかためる
製法による違い
古くからの製法
こんにゃく芋をそのまま、もしくは茹でるなどし、
皮を向いてすりおろしたものを用いる
(出来上がりは黒っぽくなる)
現在主流の製法
江戸時代頃に確立したとされる製法
こんにゃく芋を粉にしたものを用いる
(出来上がりは白くなる)
こんにゃく芋を粉にする製法には、
こんにゃく芋が持つえぐ味を大幅に取り除いたり、
保存・輸送を容易にするなどの利点がある
黒っぽいこんにゃく
古くからの製法では出来上がりは黒っぽくなる
現在主流の製法では出来上がりは白くなるが、
ヒジキなど海藻を用いて黒っぽく着色している
着色する理由
現在主流の製法が確立した当時は、
「黒っぽいこんにゃく」に慣れ親しんだ人々には
「白いこんにゃく」に違和感があった
そこで、
古くからの製法の黒っぽいこんにゃくに似せるため、
ヒジキなど海藻で、黒っぽく着色するようになり、
その名残が現在にも続いているとされる
白いこんにゃく
現在主流の粉にしてからつくる製法で、
着色せずにそのままつくれば、
「白いこんにゃく」となる
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