八十八夜(はちじゅうはちや)
八十八夜は、雑節のひとつ
立春の日を起算日(1日目)として「88日目」
立春の日がいつになるかによって日にちが変わり、
大体「5月1~2日頃」になる
すぐ数日後に立夏を迎えることから、
夏支度や農作業を始める目安とされてきた
「八十八夜」と「新茶」の関係
・「八」という漢数字が末広がり
・「八、十、八」を組み合わせると「米」の字になる
といったことから
農作業者にとって縁起が良いという考えがあった
このような背景から、
八十八夜の日に摘み取った新茶は縁起物とされる
(新茶の摘み取り時期は一般に4月後半~5月頃)
なぜ八十八「夜」なのか?
八十八夜が定められたであろう頃の
日本での暦の主流は「太陰暦」であり、
• 太陰暦では日没(「夜」になる時)を
1日の初めとすることが多い
• 太陰暦は月の満ち欠けによる暦であり、
月の出る「夜」が基準とされることが多い
などといったことが理由であると推測される
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