照り焼き(てりやき)
醤油をベースに、
砂糖、日本酒(またはみりん)などを合わせた
甘みのあるタレを食材に付けて焼く調理法
または、その調理法によってできた料理のこと
タレの糖分により食材の表面に「照り」が出る
(名称は、その「照り」に由来する)
照り焼きの調理方法
照り焼きの調理方法は主に以下の2つ
①. 食材に繰り返しタレを塗りながら焼いていく
②. 食材をタレに漬け込んでから焼く
照り焼きに用いる食材
主に魚や肉が食材として使われる
(身が締まりつつも脂のあるもの)
代表的な食材はブリ、鶏肉など
魚類
ブリ、マグロ、カツオ、サケ、マス、サワラ、ハモ
など
鳥獣肉
鶏肉はムネ肉もモモ肉も使われ、
鶏肉以外に豚肉や牛肉でつくられることもある
teriyaki(テリヤキ)
アメリカにも「teriyaki(テリヤキ)」があるが、
これは日本の照りを出す調理法とは異なり、
「テリヤキソース」で味付けをした肉料理を指す
食材をテリヤキソースに漬け込んで調理したり、
バーベキューで焼いた肉などに、
テリヤキソースをかけて食すのが一般的
日本でこれらの料理を指す場合、
日本古来の照り焼き料理と区別するため、
「テリヤキ」とカタカナ表記されることが多い
テリヤキソース
「照り焼き」同様に醤油ベースだが、
より甘味成分を使って甘さを強くしていたりする
(アメリカ人の味覚に合わせたソース)
主な原料
醤油、砂糖、果糖シロップ、にんにく、香辛料
(みりんや洋酒などが使われたりもする)
テリヤキソースの利用
主にバーベキューなど肉料理の味付けに用いられる
テリヤキバーガー
テリヤキソースで味付けしたハンバーグを挟んだもの
スナック類や加工食品
「テリヤキ風」や「テリヤキ味」などは
主にテリヤキソースで味付けをしたもの
テリヤキソースの起源
テリヤキソースはアメリカで生まれた
そのきっかけは、
1957年に日本の醤油メーカー「キッコーマン」が
米国内初の醤油販売を開始した事にある
醤油がアメリカに伝わり、アメリカ人に合う味へと
工夫してつくられたものが「テリヤキソース」