「肉まん」と「豚まん」の違い
「肉まん」と「豚まん」は基本的に同じもので、
豚肉を主な具材とした中華まんのことを指す
これらの名称の違いには、
一般的に地域による違いがある
• 関西➝主に「豚まん」
• 関東や全国的➝主に「肉まん」
豚まんの由来
関西で主に「豚まん」と呼ばれる理由には、
以下などが考えられる
①. 牛肉文化
関西では、昔から牛肉文化が根付いており、
肉といえば牛肉を指す傾向が強い
関西では松阪や神戸など牛肉の産地も多く、
カレーや肉じゃがなどの料理に用いる肉も
牛肉であることが多い
このため「肉まん」では、
牛肉の具材をイメージしてしまう事を懸念し、
豚肉の入った肉まんを「豚まん」と表現した
②. 有名店での呼称が「豚まん」
老祥記
神戸中華街(南京町)の「老祥記」では、
「豚饅頭」として売り出した同店の商品が
日本の中華まんの起こりであるとしている
551蓬莱
関西で人気があり、全国的にも有名で、
関西のみに店舗を構える「551蓬莱」でも、
「豚まん」の商品名で昔から親しまれている
肉まんの由来
関東を中心に全国的に「肉まん」と呼ばれる理由は、
単純に「豚肉=肉」と捉え、関西のように名称によって
牛肉との差別化を図らなかった結果と考えられる
コンビニ展開
コンビニでは「肉まん」も「豚まん」も
並んで売られていたりする
【豚まん】
「豚肉のみ」を使用し豚肉本来の味を強調
【肉まん】
豚肉主体だが、「牛肉や鶏肉のエキス」なども配合
こういった区別がされている場合も多いが、
どちらも「豚肉と鶏肉」を使用していたりもする
豚肉の質や量などに変化をつけ、
両者を区別して販売していたりもする
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