ケチャップ(ketchup)
野菜などを煮て裏ごししたものに、
調味料・香辛料を加えて煮詰め、濃縮したソース
トマトケチャップが最も一般的であるため、
日本で単に「ケチャップ」と言った場合、
基本的には「トマトケチャップ」のことを指す
ただし、本来はトマトケチャップに限定されず、
魚介類、キノコ、野菜などを材料とする調味料を指す
(バナナなどフルーツを用いたケチャップもある)
トマトケチャップの製法例
材料
• トマト
• 玉ねぎ
• にんにく
• 砂糖、醸造酢、食塩、香辛料
など
作り方
①. トマトを煮詰めて裏ごし
②. 玉ねぎ、ニンニクなどのすりおろしを加えて煮込む
③. 調味料・香辛料を加えてさらに煮て仕上げる
このほか、ミキサーを用いた方法などもある
トマトケチャップの利用例
料理
• チキンライス
• オムライス
• ナポリタン
など
ディップ・添加
• ホットドッグ
• ソーセージ
• オムレツ
• ハンバーガー
• フライドポテト
など
ケチャップの歴史
ケチャップの由来は、中国南部や東南アジア地域の、
魚介類の塩漬けを発酵して作った魚醤などとされる
この魚醤は「茄醤」や「鮭汁」と呼ばれるものなど
(発音は「ケツイアプ」などケチャップに近いもの)
17世紀(イギリス)
イギリスに伝わり、その魚醤を再現、アレンジして、
魚介のみならずきのこ類、アンチョビ、トマトなどの
食材が使われ、それを「ケチャップ」と呼んだとされる
catchup、catsup 、kechap、ketchupなど綴りは様々
18~19世紀(アメリカ)
18~19世紀頃にアメリカにも伝わり、
1870年代にトマト加工品として商品化したのが、
アメリカのハインツ社
ハインツ社がトマトケチャップを商品化する際に、
「ketchup」の綴りを採用し、普及したことから
この綴りが一般的になっていったとされる
日本(明治時代)
日本には明治時代にトマトケチャップの形で伝わり、
これが普及したことで、日本で「ケチャップ」と言えば
「トマトケチャップ」がイメージされるようになった