西洋わさび
アブラナ科セイヨウワサビ属の多年性植物
主に根茎の部分をすりおろして薬味的に使う
(ローストビーフのつけ合わせなど)
フィンランド、東ヨーロッパが原産といわれ、
寒さに強く、国内では主に北海道で栽培されている
(日本には明治時代に伝わってきたとされる)
特徴
日本のわさび(和わさび・本わさび)と
同じように鼻にツンとくる辛味があるが、
全く別の植物で、根茎は白っぽい色をしている
すりおろすことで酵素が作用して辛味と香味が出る
(「本わさび」より「西洋わさび」の方が辛味は強い)
名称
西洋わさびは様々な名称で呼ばれる
• 標準和名➝「西洋わさび」
• 英語➝「horseradish(ホースラディッシュ)」
• フランス語➝「raifort (レフォール)」
そのほか、
•「山ワサビ」
•「わさび大根」
など
「和わさび」と「西洋わさび」の違い
「和わさび」より「西洋わさび」の方が辛味は強い
和わさび
• 緑色
• 栽培方法は難しい
(豊富できれいな水、透水性の高い土壌が必要)
西洋わさび
• 白っぽい色
• 比較的栽培しやすい
(普通の土でも育てることができ、繁殖力も強い)
わさび製品への利用
粉わさびや練りわさびの製品の多くには、
「西洋わさび」が加えられている
(栽培しやすく安価であることなどから)
「本わさび」と書かれていても、100%本わさびでなく、
西洋わさびが加えられている場合もある
(「本わさび使用」「本わさび入り」などの製品)
西洋わさびが加えられている製品には、
原材料に「西洋わさび」の記載がある