白夜(はくや・びゃくや)
北極・南極を中心とする地域で、
夜になっても太陽が沈まない現象
太陽が沈んでも、散乱する太陽光の影響により、
薄明状態(うっすら明るい状態)が、
日没~日の出まで続く現象も白夜とすることもある
白夜の逆の現象は「極夜(きょくや)」
白夜のメカニズム
地球の公転面の垂線に対して
「地軸(自転の軸)」は約23.4º傾いている
これによって、
北半球では夏至の前後(南半球では冬至の前後)に
一日中太陽の方を向くことになる地域があり、
その地域においては、1日中太陽が沈まない
白夜が起きる地域
白夜が起きるのは概ね緯度が66.6º以上の地方
• 北緯66.6º以北の地方=「北極圏」
• 南緯66.6º以南の地方=「南極圏」
ただしそれより低緯度の地域でも、
太陽は沈むものの、薄明状態が続いたまま
太陽が昇ることを「white night(白夜) 」
としていたりする
白夜の起きる時期
白夜が起きる時期は、
白夜が起きる期間の長さは緯度により異なる
(高緯度になるにつれてその期間は長くなる)
「白夜」の読み
本来の読みは「はくや」
しかし、歌謡曲の歌詞において
「白夜(びゃくや) 」と読まれたことに端を発し、
出版物や放送においても定着していったとされる
現在では「びゃくや」の読みが一般的
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