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「台風の目」発生の仕組み、大きさ、目がない台風

台風の目

台風の雲の渦巻きの中心部にできる雲のない空洞部分

 

特徴

• 台風の目の中では一時的に穏やかな天気になる
• 目の周囲は最も雨風が強い部分である
• 台風の目に入っている時間は数分~数十分

 

 

 

発生のしくみ

台風は反時計まわりに風が吹くが、
そのスピードが速いために、強い遠心力が働く

遠心力は中心に近づくほど強くなり、
風が吹き込めなくなる部分ができる
(雲も入り込むことが出来ない)

この風、雲の入り込めない部分が「台風の目」となる

 

補足

台風(熱帯低気圧)のもととなる積乱雲が、
渦を巻き始める初期段階では、目はまだ出来ない

雲が渦を巻き、さらにまとまってくると、
渦の中心に遠心力がかかり始め、台風の目が発生する

 

 

 

台風の目の大きさ

目の直径は大体、数十kmほど
(大きいものでは200kmと計測されたものもある)

熱帯低気圧が発達し最盛期を迎えるまでの期間では、
まだ遠心力も弱く、中心に風が吹き込みやすいので、
目は小さいことが多い

中心気圧が上がり始めると共に、
勢力範囲も広がり、それに並行して目も拡大する

 

補足

直径が200kmに及ぶような巨大な目は
熱帯低気圧が衰弱期に入り、崩れていったもの

この頃になると、形や存在が判別しにくくなり、
さらに衰弱が進み、温帯低気圧化すると目はなくなる

 

 

 

目がない台風

目がない台風もある

勢力が弱いと、風の速度も遅くなるため、
遠心力も弱くなり、中心部に風が吹き込むが、
そういった状況では、台風の目が出来ない

つまり、目がある台風は勢力が強いといえる

 

 

 

気象以外での用語の使用

「台風の目」

激しく動く物事の中心にあって、
それを引き起こす原因であったり、
影響を与えている勢力や人、物のことを表す

 

 

 

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