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「透明ドリンク」は、味わいを感じる透明な飲み物

透明ドリンク

水に、果汁エキス、香料、糖類などを加え、
味わいを感じる「透明な飲み物」

香りつきの「ミネラルウォーター」というよりは、
透明な「清涼飲料水、ジュース」といったもの

「味付きの水」や「フレーバーウォーター」
などと呼ばれたりもする

補足

手作りのフレーバーウォーターは、
糖類を入れず、果汁をほんのり感じるものが主流

市販のフレーバーウォーターは
糖類を含み、味もしっかり感じられるものが多い

 

透明ドリンクのイメージ

• 健康に良さそうな感じがする
• 味や香りがあるのに無色透明なので不自然

 

ニーズ

• 健康を意識して、水や茶ばかりを購入する消費者も、
少し味の付いたドリンクが飲みたいときもある

• 水だと味気ないが、ジュースを飲むのには
抵抗があるという時にも手に取りやすい

• 炭酸飲料やジュースなどに拒否反応を示す人でも、
無色透明である事で安心感が得られ、抵抗感が和らぐ

 

 

 

透明ドリンクの主な種類

果実系

• オレンジ、みかん
• レモン
• りんご
• ぶどう
• 桃(もも)
• 梨(なし)

など

 

その他

• 乳酸菌、ヨーグルト、カルピス
• 紅茶、レモンティー、ミルクティー
• コーヒー

など

 

 

 

透明ドリンクの製造方法

果汁、エキス、香料などを用いることによって、
味わいや風味を出している

ミネラルウォーターに
果汁、エキス、香料、糖類などで風味を付ける

 

エキスの抽出

蒸留やアルコール抽出など、
様々な方法でそれぞれエキスを抽出

エキス自体には果汁の色味はなく、
果物の味やエッセンスのみを抽出している

蒸留による方法

①. 対象物を加熱し、水蒸気にするか、
もしくは水蒸気に対象物の香りを接触させる
(対象物によって抽出しやすい方法で行う)

②. 集めた水蒸気を冷やし、液体にして抽出する

 

ヨーグルトやミルクの風味

ヨーグルトやミルクの風味は、
蒸留による方法でつくることができない

この場合、ホエイ(乳清)を使用することで、
透明なのにヨーグルトやミルクの風味が出せる
(ホエイを乳酸菌で発酵させて使用など)

ホエイ(乳清)は、乳由来の透明原料で、
ヨーグルトのうわずみ液にも見られるもの

 

 

 

香りと味わいの関係

人は味わいを香りによって感じる部分が多いため、
香りを加えるだけでも十分に味わいを感じたりする

実際、鼻をつまむなどして香りを感じない状態にし、
食料や飲料を口にしても味わいを感じず、
何を口にしているかさえ分からなかったりする

食料や飲料の味を決めている大部分は「嗅覚」で、
透明ドリンクは「香り」や「風味」づけにより、
それぞれの味を再現している

 

 

 

透明ドリンクの注意点

糖類を加えてある透明な「清涼飲料水」であり、
香りつきの「ミネラルウォーター」ではないので、
水というより、スポーツ飲料などに近いもの

製品情報の品名表示も、
「ミネラルウォーター」ではなく「清涼飲料水」で、
原材料には「糖類(果糖、砂糖)」の記載がある
(紅茶の場合は「紅茶飲料」)

中には糖類を使用せず
香料のみで果実感などを出しているものもあるが、
透明ドリンクの多くは糖類を使用している

 

カロリーと糖類含有量の例

商品による違いは大いにあるが、
一般的なものでは、概ね以下など
(単位は「100mL」当たり)

【透明ドリンク】
カロリー:約20kcal
糖類  :約5g

【スポーツ飲料】
カロリー:約20kcal
糖類  :約5g

【炭酸清涼飲料】
カロリー:約45kcal
糖類  :約10g

【ミネラルウォーター】
カロリー:0kcal
糖類  :0g

 

 

 

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