旧暦(太陰太陽暦)
太陰暦(月の軌道を基にした暦)を基本とし、
太陽の動きも参考にして作られた暦
太陰暦では「1年:約354日」になり、
太陽を参考にした「1年:約365日」と比べると
約11日のズレが生じ、毎年季節のズレが生じる
その補正方法として「閏月」を用いて、
ズレを解消した仕組みの暦を「太陰太陽暦」という
太陰太陽暦のひと月の日数
太陰太陽暦におけるひと月の日数は、太陰暦と同様
月の満ち欠けの周期は「約29.5306日」であり、
ひと月の日数は、「29日」もしくは「30日」
(基本的には「29日」「30日」を各6回ずつ)
閏月(うるうづき・じゅんげつ)
太陰太陽暦において加えられる「月」のこと
閏月が加えられた年は「1年:13か月」となる
ただし、
単純に12月の後に13月として加えるのではなく、
二十四節気と照らし合わせた結果などから、
割り出されたタイミングで加えられたりする
閏月と暦
閏月の設定方法などによって
太陰太陽暦には様々な種類が存在し、
各年代、各国において数々の暦がある
(バビロン暦、ユダヤ暦、ギリシア暦など)
日本における太陰太陽暦
太陰太陽暦
日本における太陰太陽暦は、
もともと中国から伝わってきたとされ、
2~7世紀の間にはすでに伝わっているとされる
(中国の史書の解釈による見解)
日本書紀によれば推古12年(西暦604年)より
日本において正式に採用されたとされる
旧暦
太陰太陽暦は、
補正方法の改良などを重ね用いられ続け、
「太陽暦」採用直前の太陰太陽暦は「天保暦」
日本において単純に「旧暦」と呼称された場合、
数ある太陰太陽暦の中でも、1つ前に採用していた
暦である「天保暦」のことを指す場合が多い
コメント