お椀のフタがかたくなる理由
お椀に温かいものを入れてフタをすると、
暖かい空気がお椀内に密封される
その後、時間が経つにつれて、
密封された空気は温度が下がって収縮し、
お椀内部の圧力が小さくなる
これによって、
外側の空気(大気圧)に強く押さえつけられ、
かたくてフタが開けづらい状態になる
現象が起こる条件
• しっかり密封される状態にある
(水滴などがあればパッキン代わりになる)
• 暖かい空気を密封する
• 密封された空気の温度が下がる
補足
内容物が味噌汁やお吸い物などであれば
その水蒸気や水滴がお椀とフタの間につくことで、
パッキンの役割をして気密性が高くなる
➝現象が起きやすく、フタがかたくなりやすい
かたくなったフタの開け方
まずは、運ばれてきてすぐのお椀が温かいうちに、
フタがかたくなっていない状態で開けるのがよい
すっかりかたくなってしまったものを開ける場合は、
茶碗やフタを握って少しゆがませることで、
空気を中に入れるという方法がある
(内部の圧力が上がり、開きやすくなる)
ただし、この方法の場合は、
強く握りすぎて、茶碗やフタが変形したり、
破損したりしないように注意が必要
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