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「アイスクリン」アイスクリームの過去の呼称、種類の一つ

アイスクリン

「アイスクリン」が表すものは以下の2つ

• 日本におけるアイスクリームの過去の呼称
• アイスクリーム(氷菓)の種類の一つ

 

 

 

アイスクリームの過去の呼称

初めて口にした日本人(海外への使節団員)が
「アイスクリーム」のことを「あいすくりん」
と呼んだと言われている

そして、
日本で初めて売り出されたアイスクリームは、
「あいすくりん」として販売したとされる

その後、
全体を表す呼称は「アイスクリーム」に訂正され、
「あいすくりん」は、その種類の一つの名称として
現在に残ったと考えられる

 

 

 

アイスクリーム(氷菓)の種類の一つ

「あいすくりん」として販売されたものが、
そのまま定着して現在も残っているもの

「乳製品、糖類、卵」などから作られるシンプルなもの

乳脂肪分が少ないため、
現在の定義では「アイスクリーム類」のうちでも、
最も乳脂肪分の少ない「ラクトアイス」や、
かき氷やシャーベット同様の「氷菓」に分類される

 

特徴

乳脂肪分が少ないため全体的に
さっぱりな食感(サクサク、シャリシャリ)となり、
乳製品独特のコクが少なく、あっさりした味わい

 

製造法

アイスクリンの製造

「原料の混合➝攪拌➝凍結」と、単純な工程
(家庭でも簡単に作ることができる)

アイスクリームの製造

「原料の混合➝乳化➝冷却➝貯蔵➝撹拌➝凍結」など

 

 

 

アイスクリンの歴史

1860年(江戸時代末期)

渡米した使節団員が初めてアイスクリームを食べた際、
「あいすくりん」と呼んだとされる
(報告書に記載あり)

1869年(明治2年)

使節団員の1人が、そのアイスクリームを再現し
「あいすくりん」として横浜で製造販売したのが
日本初のアイスクリームとされる
(牛乳、糖類などを使用)

その後

やがて「あいすくりん」は日本中に広がり、
物資事情から脱脂粉乳や卵を用いたものに変化し、
現在に至っていると考えられる

 

 

 

アイスクリンの販売形態

高知県、沖縄県、その他の一部地域などでは、
移動式店舗や屋台で大々的に販売されている

そのほか全国的にも、
スーパーやコンビニで販売されていたり、
ネット販売されていたりする

 

 

 

アイスクリーム類の分類

乳固形分や乳脂肪分などの割合により分類される

【アイスクリーム】
乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上

【アイスミルク】
乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上

【ラクトアイス】
乳固形分3%以上

乳固形分3%未満のものは「氷菓」
(かき氷やシャーベットなど)

乳固形分・乳脂肪

「乳固形分」…牛乳から水分を除いたもの
「乳脂肪分」…牛乳に含まれる脂肪分

 

 

 

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