「PK」と「PK戦」
サッカーの試合において、
PK(ペナルティキック)を行うケースは2つ
• PK戦によるPK
試合中の反則によるPK
試合中において、ペナルティエリア内で
守備側の選手による直接フリーキックとなる反則が
行われた場合に攻撃側チームに与えられるもの
PK戦によるPK
前後半90分の終了時点、
または延長戦が行われる場合、その終了時点で
勝敗が決しなかった場合に行われる
(PK戦➝勝敗が決するまでPKを行う)
必ず採用されているものではなく、
特に勝敗を決する必要がある大会などで採用
(トーナメント方式の大会など)
試合中のPKの流れ
①. 主審が反則があったことを確認
(ホイッスルを鳴らし、試合を止める)
②. PKの判定をする
③. ボールをペナルティマークにセット
(基本的にキッカーが行う)
④. 守備側GKとキッカー以外の選手はエリアから出る
(ペナルティエリア及びペナルティアークの外へ)
⑤. 準備が整ったら主審は合図のホイッスルを鳴らす
• この時点では、まだインプレーではない
• 他選手はまだエリアに入ってはならない
(GKはゴールライン上にいなければならない)
⑥. キッカーがボールを蹴る
• ボールは前方に蹴らなければならない
• ボールに触れた瞬間からインプレーとなる
キックの結果
【ボールがゴールに入った場合】
ゴールが認められ、得点となる
【ボールがゴールに入らなかった場合】
ゴールラインから出ていなければインプレーで試合続行
キッカーは再びボールに触れてはならない
➝バーやポストのはね返りにキッカーが触るのは「NG」
➝敵味方問わず、他選手が触れた後であれば「OK」
PKが正しく行われなかった場合
まだボールが蹴られていない状態であれば、
他選手の侵入などがあっても、主審が注意もしくは
警告などを行ってPKが再開される
以下は不正があったが、すでにボールが蹴られた場合
もしくは、蹴り方に不正があった場合の対処
攻撃側選手の違反
攻撃側選手がエリアに侵入していた場合、
キックの結果によって以下の対処となる
【ボールがゴールに入った場合】
ゴールは認められず、PKのやり直し
【ボールがゴールに入らなかった場合】
相手に「間接フリーキック」が与えられる
守備側選手の違反
守備側選手がエリアに侵入していた、もしくは
GKがゴールライン上から出ていたなどがあった場合、
キックの結果によって以下の対処となる
【ボールがゴールに入った場合】
ゴールが認められ、得点が入る
【ボールがゴールに入らなかった場合】
PKのやり直し
(GKによる違反の場合は、GKは警告を受ける)
正しくキックが行われなかった場合
• 後方にボールを蹴った
• キッカーとして特定されていない選手が蹴った
• キッカーが不正なフェイントを行った
これらの場合は、
守備側に「間接フリーキック」が与えられる
キッカーが再びボールに触れた場合
キッカーがボールを蹴ったが、敵味方問わず
他の選手が触れる前に再びボールに触れた
(バーやポストによるはね返りもNG)
この場合、
守備側に「間接フリーキック」が与えられる
PK戦の方法
①. 先攻・後攻を決める
②. 両チーム5人ずつ交互に行い、得点の多い側の勝利
(5人ずつ全員行わなくても勝敗が決した時点で終了)
③. 5人で勝負が決しなければ、サドンデス方式に突入
(一方が成功、もう一方が失敗した時点で終了の方式)
④. 出場選手(GK含む)によるPKが1巡しても
勝敗が決しない場合、サドンデス方式のまま2巡目突入
PK戦中の選手の待機
キッカーとGK以外はセンターサークル付近で待機
PKが正しく行われなかった場合
PK戦において、不正があったが、
キッカーがボールをすでに蹴っていた場合、
そのケースによって以下の通りの対処がされる
キッカーの不正
不正なフェイントなどによるキッカーの不正
【ボールがゴールに入った場合】
ゴールは認められず、PKのやり直し
【ボールがゴールに入らなかった場合】
ノーゴール
GKの不正
ゴールライン上から出るなど、GKの不正
【ボールがゴールに入った場合】
ゴールが認められる
【ボールがゴールに入らなかった場合】
PKのやり直し
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