生パスタ
一般には、
乾燥させたパスタが市場に出回っており、
飲食店で提供するパスタも主にそれを利用している
その乾燥させたパスタではなく、
乾燥工程を行わないそのままのパスタをつくり、
「生パスタ」として飲食店にて提供していたりする
乾燥パスタが広く流通しているため、
生パスタは新しいものという感覚もあるが、
そもそも本来のパスタと言えるのは「生パスタ」
生パスタの特徴
主な特徴
• コシ、粘り、弾力がありモチッとした食感
• 小麦の風味が感じられる
• 材料の配合次第で食感などを自由に変えられる
など
マイナス点
• 乾燥パスタに比べて伸びやすい
• 麺同士がくっついてしまいやすい
• 乾燥パスタのように長期保存ができない
など
そのほか
デュラム小麦粉とは限らない
イタリアでは、乾燥パスタは
デュラム小麦を用いることが規定されており、
日本の乾燥パスタも多くはデュラム小麦を用いている
しかし、生パスタの場合、
デュラム小麦粉には限らず、
各店がこだわりの小麦粉でつくることが多い
卵などの生地への練り込み
乾燥パスタは通常、水だけで練てつくるが、
生パスタの場合は生地に卵を入れてつくることが多い
(歯切れが良くコシのある生地になる)
そのほか、オリーブオイル、野菜などを
練り込んだものもある
生パスタと乾燥パスタの違い
製造
【生パスタ】
小麦粉に水、油、卵、塩などを加えて
練った生地を麺棒で薄くのばし、成形
【乾燥パスタ】
小麦粉には基本的にデュラム小麦を用い、
それに水を加え、練ったものを乾燥させる
茹で時間
【生パスタ】
2~4分ほど
【乾燥パスタ】
7~12分ほど
味付けの相性
【生パスタ】
クリーム系の濃厚なソースなどにも絡みやすく、
ミートソースやクリームソースなどに、より適す
【乾燥パスタ】
ペペロンチーノなどオイルタイプに、より適す
乾燥パスタの由来
そもそもパスタとは、小麦粉を水や卵で練って、
さまざまな太さや長さに成形したもの
しかし、食事のたびに小麦粉を練って成形し、
一から作るのは大変で、大量に作っても日持ちしない
そこで生まれたのが「乾燥パスタ」
乾燥させることで、長期保存できるようにし、
手間と面倒を解消するために生まれた