関西と近畿の違い
【関西】
「大阪府」「京都府」「滋賀県」
「奈良県」「兵庫県」「和歌山県」
の2府4県を指すことが一般的
ただし、その他の地域を含んだり、
西日本一帯を指すこともある
【近畿】
「大阪府」「京都府」「滋賀県」
「奈良県」「兵庫県」「和歌山県」
の2府4県に「三重県」と「福井県」が
含まれたり、含まれなかったりする
関西
「大阪府」「京都府」「滋賀県」
「奈良県」「兵庫県」「和歌山県」
の2府4県を指すことが一般的
関西という名称は主に「文化面」で用いられる
(関西弁、関西人、関西風など)
その他の定義
西日本一帯を指すこともある
関西地域振興財団では、上記2府4県に
「三重県」「福井県」「鳥取県」「徳島県」
を含んだ2府8県と定義されている
関西の由来
• 関東に対しての関西
など、その由来は諸説ある
関所より西の地域
関所より西側を「関西」と呼んでいたとする説
(ここで関所とされる主なものは2つの説がある)
【説1】
• 福井県の「愛発関(あらちのせき) 」
• 岐阜県の「不破関(ふわのせき) 」
• 三重県の「鈴鹿関(すずかのせき) 」
この3つを結んだ西側
【説2】
滋賀県の「逢坂(おうさか)の関」より西側
関東に対しての関西
東京周辺の「関東」という呼称に対して、
大阪・京都の周辺を「関西」と呼んだとする説
もともと現在の「関西」と呼ばれる地域には
政治の中枢や皇居があり中心地であったため、
地方を表すような名称を用いることはなかった
しかし、中心地が変わると共に
東京周辺の「関東」に対して「関西」と名づけられた
(「関東」は古くよりあったとされる)
近畿
「近畿」には明確な定義がなく、
その名称を用いる組織や団体において区分が異なる
いずれの区分においても「近畿」とされるのは、
「大阪府」「京都府」「滋賀県」
「奈良県」「兵庫県」「和歌山県」
の2府4県
近畿という名称は主に「行政面」で用いられる
(選挙区分、天気予報など)
学校教科書
明治時代中期の学校教科書において、
畿内とその近隣地域を指し示す言葉として、
「2府4県」 + 「三重県」の2府5県が記された
このため多くの教科書がこの通りである事が多い
そのほか組織・団体別の定義
【2府4県】
• 選挙における「近畿ブロック」
• 高校野球の「近畿地区」
• 気象庁「近畿地方」
【2府5県】(「三重県」を含む)
• 広辞苑「近畿地方」
• 学校教科書の多くにおける「近畿」
【2府6県】(「三重県」「福井県」を含む)
• 1963年制定の近畿圏整備法の「近畿圏」
近畿の由来
律令時代に定められた政治的区分である「都」の
周辺5か国による「畿内」の隣接国を言った名称
畿内(5か国)
• 摂津、和泉、河内(現在の大阪)
• 山城(現在の京都)
• 大和(現在の奈良)
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