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【違い】「広がる」と「拡がる」

「広がる」と「拡がる」の違い

「広がる」と「拡がる」に意味の違いはない
(「広げる、拡げる」なども同様)

「広」という漢字

常用漢字であり、
訓読み「ひろがる」も常用に含まれる

「拡」という漢字

常用漢字に含まれているが、
訓読み「ひろがる」は含まれていない

「拡がる」は現在では、
法令、公用文書、学校教育では使われない

小説などでの自由表現では使われたりする

日常での使用で迷った場合には、
「広」を使用しておけば間違いない

使い分け

「拡」を用いて、「広」と使い分ける場合、
個人の感性で自由に使い分ければよいが、
主な使い分け方は以下の通り

広がる、広げる、広がり

広大などの意味合いで用いられる

• もともと大きい対象物を大きいと認識した時
(海、山が広がっている)

• 空間、面積、幅、体積など物理的な要素に使用
(車庫を広げる、道路を広げる、工場を広げる)

• もとからあるものを伸ばす
(足を広げる、風呂敷を広げる)

拡がる、拡げる、拡がり

拡大や拡張といった意味合いで用いられる

• もともと小さかった対象物が大きくなった時
(波紋が拡がる、被害が拡がる)

• 勢力や感染など目に見えないものに対して使用
(反対運動が拡がる、インフルエンザ感染が拡がる)

• 範囲・規模を大きくする
(視野を拡げる、商売を拡げる)

• 新たに作り出すものについて使う
(販路を拡げる、滑走路を拡げる)

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