コチュジャン
朝鮮半島で主に使用されている甘辛い調味料
もち米・麹・唐辛子などが主原料の発酵食品
日本ではこれを味噌の一種とみなし、
「唐辛子味噌」とも呼ばれる
名称の意味
名称が意味するものは、
• 「コチュ」…唐辛子
• 「ジャン」…発酵させて作る調味料
• 「ジャン」…発酵させて作る調味料
特徴
唐辛子による赤みを帯びた色で、甘辛い味が特徴
甘味が感じられるのは、本来もち米麹によるものだが、
日本では水飴や糖類が加えられたものが普及しており、
本来のコチュジャンに比べて甘味が強くなっている
本場である韓国においても、
こういったコチュジャンが増えてきているとされる
主な製法
蒸したもち米に、
「大豆麹、麦芽粉、唐辛子粉、塩」などを加え
発酵・熟成させる
1か月程度、発酵・熟成させれば完成するが、
1年など長期間、発酵・熟成させるものもある
用例
コチュジャンは、
以下などの韓国料理に主に使用される
• ビビンパ(添えて使用)
• チゲ
• ダッカルビ
• ユッケジャンスープ
• トッポッキ
歴史
唐辛子が日本から朝鮮半島に伝わったのは、
17世紀頃とされるので、
コチュジャンの誕生はそれ以降と考えられる
18世紀の文献にはコチュジャンを作る方法が
言及されているものがある
現在のものに近いコチュジャンの製造法が
掲載されている文献としては19世紀初めの物があり、
現在のようなコチュジャンは19世紀頃からとされる