ラー油(辣油)
中国料理の調味料の一つで、
ごま油と唐辛子が主体の調味料
麻婆豆腐、担担麺、餃子のたれ
などの調味料としてよく用いられる
「辣(ラー)」とは中国において、
「熱を伴う辛さ」のことを表すとされる
ラー油の製法
材料
• 植物油(主にごま油、そのほか菜種油など)
• 香辛料(主に唐辛子)
そのほか、
• 山椒、にんにく、ねぎ、生姜など
(風味付けなどに用いる)
つくり方
ごま油に唐辛子やそのほか材料を入れて熱し、
辛味成分を抽出する
中国のラー油
中国で一般に用いられるラー油は、
ラー油を作る時の香辛料や薬味が一緒に入っていて、
その薬味と共に使う場合がほとんど
(唐辛子や薬味が器の底に沈んでいる)
多くの場合、日本の市販製品より香りが強く、
辛味が強かったりする
日本でも中国料理や中華料理などの飲食店などでは、
このタイプのラー油が用いられていたりする
日本のラー油
日本における市販のラー油は、
具材なしの「油成分のみ」のものが多い
具材の入ったラー油は、
「食べるラー油」などとして販売されている
(調味料というより、ご飯のお供といった製品)
略歴
2000年代中盤まで
油成分のみのラー油が主流
2000年代後半頃から
国内メーカーによって
具材入りのものが「食べるラー油」として販売された
食べるラー油
具材入りのラー油のことで、
ご飯のおかずや、冷奴、サラダなどの薬味として使う
(調味料として利用することは少ない)
入っている具材は、
フライドガーリック、フライドオニオンなど
ごまラー油
ラー油は基本的にごま油を用いて作られるので、
そのほとんどが「ごまラー油」といえる
それでも製品名を「ごまラー油」としている理由は、
以下などからと考えられる
• 特にこだわりのあるごま油を使っている
• ごまの香りが強く感じる製品である、
• ごま油であることを特にアピールしたい