グレープフルーツ(Grapefruits)
グレープフルーツは柑橘類の一種で、
ミカン科ミカン属に分類される
名称に「グレープ」と付いているが、
ブドウの仲間というわけではない
グレープフルーツは生食、またはジュース、
ジャムやママレードに加工して飲食される
名称の由来
名称に「グレープ」と付いてるのは、
ブドウのように房状に実をつけることからとされる
(他の柑橘類は通常、1つ1つ離れて実がなる)
ただし、
グレープフルーツとブドウでは、実のサイズは異なる
一般的なサイズ
•「グレープフルーツ」…直径10cm程度
•「ブドウ」…直径1~3cm程度
「グレープフルーツ」の種類
様々な品種があり、
果肉も「白っぽい」ものや「赤っぽい」ものがある
主なものとしては、
• マーシュ(果肉がホワイト系)
• ルビー(果肉がピンク系)
マーシュ(ホワイト系)
最も一般的とされる品種
果皮は黄色く、果肉は白っぽい黄色
果汁が多く、さわやかな甘酸っぱさと、苦みをもつ
ルビー(ピンク系)
果肉が赤っぽいピンク色をしていることから
「ルビー」という名前が付いたとされる
(「ピンクグレープフルーツ」とも言われる)
マーシュに比べて酸味が少なく、甘みがやや強く
果皮は黄色やオレンジといった色合い
ルビーは、マーシュの変異から誕生したとされる
生産・流通
国内で流通しているグレープフルーツは、
ほとんどがアメリカや南アフリカからの輸入品
輸入
産地によって旬の時期が異なり、
それぞれの産地から1年を通して輸入される
【11月頃~翌年5月、6月頃まで】
主にアメリカ産(フロリダ)を輸入
【それ以外の時期】
主に南アフリカ産を輸入
その他、イスラエル産、メキシコ産、トルコ産など
国内生産
日本では、栽培に適した気候の地域があまりなく、
ほとんど栽培されていない
一部、温暖な地方で栽培されていたりするが、
非常に量が少なく、ほとんど出回らない
歴史
原産地は西インド諸島
18世紀に発見されたものが最初であるとされ、
「ブンタン」と「オレンジ」が自然に交配して
出来たものであると推測されている
1820~30年頃からは、
アメリカ(フロリダ)で栽培されるようになり、
日本には大正初期(1915年頃)に伝わったとされる
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