テニスの得点
【ゲーム】
4ポイント取ると➝「1ゲームを取得」
(デュースになった場合は5ポイント以上)
【セット】
6ゲーム取ると➝「1セットを取得」
(「5-5」になった場合は7ゲーム以上)
【マッチ(試合)】
• 3セットマッチの場合➝「2セット取ると勝利」
• 5セットマッチの場合➝「3セット取ると勝利」
1試合(マッチ)のスコア例
3セットマッチの結果例
•「6-1」「6-2」
(2セット連取で勝利)
•「6-3」「4-6」「6-4」
(2セット取得で勝利)
5セットマッチの結果例
•「6-1」「6-3」「6-2」
(3セット連取で勝利)
•「6-3」「7-6」「5-7」「4-6」「6-4」
(3セット取得で勝利)
ポイントが加算される例
相手側にポイントが加算されるケースは以下
• 相手のボールを打ち返せず、空振りした
• サービスを2回とも失敗した(ダブルフォルト)
• プレー中、ネットに触れてしまった(タッチネット)
• ワンバウンドで打ち返せず、ボールがツーバウンドした
• ボールが体の一部に触れた
ポイントごとの呼び方
1ポイント ➝「15(フィフティーン)」
2ポイント ➝「30(サーティ)」
3ポイント ➝「40(フォーティ)」
4ポイント以上➝「G(ゲーム)」
(※デュースになった場合は5ポイント以上になる)
デュース
1ゲーム中「40-40」になることを「デュース」といい、
この場合、2ポイント差をつけなければゲームが取れない
デュース状態から1ポイント入りリードした側のことを
「アドヴァンテージ(advantage)」と呼ぶ
(「Adv-40」や「A-40」と表記される)
• アドヴァンテージ側が次のポイントを得ると、
➝「1ゲーム取得」
• リードされた側が得点を取れば、
➝再び「40-40」のデュース
タイブレーク
ゲームカウントについても、
2ゲーム差をつないと1セットは得られない
(アドバンテージセット)
つまり「5-5」以降に1ゲーム取り、
「6-5」となっても1セット取得とはならず、
2ゲーム差がつくまで続けられる
しかし、2ゲーム差がつくまで続けると、
試合時間があまりに長引くため、
導入されたのが「タイブレーク」の制度
タイブレークの詳細
タイブレーク制度を用いた試合では、
ゲームカウント「6-6」になるとタイブレークとなり、
次のゲームを取った側がセットを獲得する
(「7-6」となり、セット獲得)
補足
ファイナルセットではタイブレーク制を使用せずに
2ゲーム差がつくまで行うという大会も多い
世界四大大会では、
全仏オープン、ウィンブルドンでは、
ファイナルセットはタイブレークを行わない
ポイント「0、15、30、40」の由来
ポイントが「0➝15➝30➝40」となる理由は、
諸説あるが、主なものは以下の3つ
時計の文字盤説
かつてテニスの試合をする時には大きな時計を持ち出し、
それで得点をあらわしていた名残という説
特に15単位であれば少し離れた所からでも見分けやすい
貨幣の単位説
19世紀頃のフランスに「スー」という貨幣単位があり、
そのうちに「15スー銅貨」というものがある
(スーは他に「1スー銅貨」や「100スー銀貨」など)
フランスでテニスが流行り始めた当時、
1ポイント取るごとに「15スー銅貨」が賭けられ、
それが数え方に結びついたという説
修道院の生活時間説
テニスの前身となるスポーツが修道院で考案され、
修道院の生活時間が15分単位で組まれていたために
その習慣がポイントの数え方にも結びついたという説
「45」でなく「40」の理由
上記の説でいくと「0⇒15⇒30⇒45」となる
この「45」が「40」となっている理由としては、
「45(forty-five)」だと発音が長くなってしまうため
いつしか「40(forty)」と略すようになったとされる
「0」が「ラブ」と呼ばれる理由
諸説あるが、主なものは以下の3つ
LOVE説
全く点数が取れない相手に対して「ラブ」と
優しく呼びかけたという説
卵(ロエフ)からの変化説
当時のフランスの一部の人の間では「0」の形を
卵に見立て「l’oeuf(ロエフ:卵)」と呼ぶことがあり、
それをテニスの得点にも使用していた
そして、テニスがイギリスに渡った時に
フランス語の「ロエフ」は発音しにくく、
発音が近い「ラブ」になったという説
(もしくは「l’oeuf」の発音を「ラブ」と勘違いした)
「LOVE=無」説
「LOVE」には、かつて「愛情」とは別に
「何も無い」という意味が存在
「LOVE=何も無い(つまり0点)」という説
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