「はい、チーズ」とは?
写真を撮る時に発せられる合図で、
写真を撮るタイミングを合わせるために発せられる
「はい、チーズ」の由来
英語圏などでは、写真を撮るときに、
撮る側が「Say cheese(チーズと言って)」と合図し、
撮られる側が「Cheese(チーズ)」と返す風習がある
これには、
被写体に「Cheese」と言わせて笑顔にする意図がある
補足
「Cheese」の発音
英語的に発音する場合は「チィー(ズ)」となり、
「イ」の音が強調され、笑顔の様な表情になりやすい
日本語的に「チーズ」と発音した場合、
最後の「ズ」の音が強調されるので、
口元が尖った形になり、笑顔の様な形にはならない
日本での流用
「チーズと言って」では日本では笑顔にならないため、
そのままでは広まらなかった
それがいつしか、
「はい、チーズ」とタイミングを合わせるためだけの
合図へと変化して、広まっていったと考えられる
「はい、チーズ」が広まった背景
この風習が、日本に広がったのは、
1963年の「雪印乳業」のチーズのCMであるとされる
CMの内容
①日本人の女性モデルが、
カメラの前で上手に笑顔を作れずにいる
②すると、外国人のカメラマンが
「Oh! Say cheese please!」と女性モデルに言う
③隣にいた日本人のカメラマンが
「チーズって言ってごらん」と日本語に訳して伝える
④女性モデルが「チー(ズ)」と言うと、
自然な笑顔が生まれ、撮影が始まる
⑤ナレーションで、キャッチフレーズ発表
“あなたもチーズと言いましょう、
チーズは笑顔を作ります”
補足
このCMは、個人用カメラが普及した時期と重なり、
「Say cheese」が「はい、チーズ」と成り代わって、
日本中に広がっていったとされる
その他のフレーズ
撮る側が「いち足すいちは?」と合図を出し、
撮られる側が「に」と返すというものもある
こちらは日本独自のもので、「に」の発音によって
笑顔が生まれるようになっている
その他
•「はい、撮ります」
•「はい、いきます」
•「撮ります、3、2、1」
など
海外でのフレーズ
国によって色々なフレーズがあり、
以下のようなものがあるとされる
•「Say cheese」
•「キムチ」(韓国)
•「茄子(チェズ)」(中国)
•「ウィスキー」
•「テキーラ」
•「キーウィ」
•「スパゲッティ」
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