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【ラグビー】フィールド各部の名称

ラグビーフィールド・各エリア

ラグビーフィールドには、
以下などのエリアがあり、それぞれに役割がある

• インゴール
• 22メートル区域
• フィールドオブプレー
• スクラムゾーン

 

 

エリアの範囲と名称

 

 

各エリアの役割

インゴール

「ゴールライン」と「デッドボールライン」、
および「タッチインゴールライン」に囲まれたエリア

ゴールライン上はインゴールに含まれるが、
デッドボールライン 、タッチインゴールライン上は、
インゴールに含まれない

ゴールポストおよびゴールポストに巻かれたパッドは、
インゴールに含まれる

 

インゴール内でのプレー

攻撃側が相手側インゴール内で、
グラウンディングすれば「トライ」となる
(グラウンディング=保持したボールを地面につける)

防御側が自陣インゴール内で、
グラウンディングした場合「タッチダウン」となる

 

タッチダウンした場合の再開方法

どちらがインゴールエリアに
ボールを持ちこんだかで再開方法は異なる

• 攻撃側が持ち込んだボールを防御側がタッチダウン
➝「防御側ボールのドロップアウト」で再開
(自陣22mラインより自陣側からドロップキック)

• 防御側が持ち込んだボールを防御側がタッチダウン
➝「攻撃側ボールの5mスクラム」で再開
(ゴールラインから5m地点でのスクラム)

 

インゴールのサイズ

ゴールラインとデッドボールラインの距離は、
「出来る限り22mに近づける」
「可能であれば少なくとも10m以上、最低限は6m」

このような規定のため、
インゴールの広さはラグビー場により異なったりする

この大きさの違いにより、以下が考えられる
• 広い場合➝キックで蹴り込みトライが狙いやすい
• 狭い場合➝キックではデッドボールラインを超えやすい

 

22メートル区域

ゴールラインと22mライン 、
および 、タッチラインに囲まれたエリア

22mラインを含むが、
ゴールライン、タッチラインは含まない

 

22メートル区域内の重要性

22メートル区域は、攻撃側・守備側
どちらにとっても非常に重要な領域

特に防御側にとっては、
このエリアまで入り込まれると
相手にトライされる危険度が増す

このエリアでは、防御側が危険を回避するための
防御側に有利なルールがある

 

22メートル区域内のルール①

自陣の22m区域内から蹴ったボールが、
ダイレクト(ノーバウンド)でタッチラインを越えても、
タッチラインを横切ったところからプレーが再開

相手ボールのラインアウトで再開となるが、
タッチライン外に蹴り出すことで陣地を回復できる
(トライされる危険が回避できる)

22m区域外(インゴールを除く)からキックした場合、
ボールがダイレクトでタッチラインを出ると、
キック位置に平行のタッチライン交点からの再開となる
(ペナルティーキックの場合を除く)

 

22メートル区域内のルール②

攻撃側がキックしたボールを防御側プレーヤーが
「マーク」とコールしてキャッチすれば、
プレーを一時停止でき、ドロップアウトで再開出来る

 

フィールドオブプレー(Field of play)

ゴールラインとタッチラインに囲まれた区域
(ゴールラインとタッチラインは含まない)

陣地の攻防が繰り広げられるエリア

 

スクラムゾーン

スクラムを組むことが可能なエリア

 

 

 

ラグビーフィールド・各ライン

各ラインの名称と配置寸法

ハーフウェイラインの中央には、
ハーフウェイラインを交差する、
0.5mの長さの線がある

破線の各線分は、長さ5m

 

 

各ラインの役割(実線)

実線には、以下の種類がある

• ゴールライン
• 22メートルライン
• ハーフウェイライン
• デッドボールライン
• タッチライン
• タッチインゴールライン

 

ゴールライン

インゴールを形成するラインのひとつで、
インゴールとフィールドオブプレーを区切る線
(インゴールのスタートとなるライン)

ゴールライン上にゴールポストが立てられる

 

ライン際の判定

ゴールラインもインゴールに含まれ、
ゴールラインにグラウンディングした場合も
「トライ」が認められる

 

22メートルライン

ゴールラインから22mの地点に引かれた線
(ゴールラインと平行な線)

22メートル区域のスタートとなるライン

 

ハーフウェイライン

フィールドの中央に引かれたライン
(ゴールラインと平行のライン)

試合開始時や得点後の再開時のキックオフは、
ハーフウェイライン中央またはその後方から
ドロップキックによって行われる

キックオフが行われる前に
このラインを超えて相手陣内に入ってはいけない

 

デッドボールライン

フィールドおよびインゴールの最終ライン

デッドボールライン上やラインを越えてしまうと
グラウンディングしてもトライにはならない

ボールがデッドボールラインの外に出た際の
再開方法は、どちらが出したかによって異なる

 

ボールがラインから出た場合の再開①

攻撃側のキックなどにより、
デッドボールラインを越えた場合

•「ドロップアウト」
•「キックした地点でのスクラム」

このいずれかを防御側が選択して再開
(防御側ボールで再開)

 

ボールがラインから出た場合の再開②

防御側が自陣のデッドボールラインから
ボールを出した場合

•「5mスクラム」

ゴールライン前5mの位置から、
攻撃側ボールのスクラムで再開

 

タッチライン

フィールドのサイドの最終地点を示すラインで、
フィールドとフィールド外との境界ライン

両ゴールラインの両端を直角に結ぶライン

タッチラインをボールが越えると、
ラインアウトによる再開となる

 

ライン際の判定

タッチライン上は「競技区域外」となる

ボールをもってタッチラインを踏んでしまったり、
タッチラインをまたいでボールをキャッチすると
相手ボールのラインアウトで再開となる

 

タッチインゴールライン

タッチラインの延長線で、
ゴールラインとデッドボールラインを直角に結ぶライン

 

ライン際の判定

タッチライン同様に「競技区域外」であり、
ボールをもってラインを踏んだり、
越えたりすると相手ボールになる

ボールがタッチインゴールラインを越えた場合、
再開方法はデッドボールラインと同じ

 

 

各ラインの役割(破線)

破線の種類には以下がある

・各タッチラインから5m地点の破線
・各タッチラインから15m地点の破線
・ハーフウェイラインから両側10m地点の破線
・各ゴールラインから5m地点にの破線

 

ゴールラインから5mのライン

スクラムが組める最終ラインを示す

それ以降のエリアにおける反則行為などによって
スクラムでの再開を選択した場合、
このラインからの「5mスクラム」によって再開

 

ハーフウェイラインから10mのライン

このラインはキックオフの時のみ関係する

キックオフでは10mラインをノーバウンドで越えるように
ボールをドロップキックで蹴らなければならない

また、キックオフでキックを蹴らない側は、
10mラインより下がっていなければならない

 

キックオフボールが10mを越えなかった場合

「キックを蹴らなかった側」が以下のいずれかを選択
(いずれもキックを蹴らなかった側のボールで再開)

• キックオフによる再開
• ハーフウェイライン中央でのスクラムでの再開

 

タッチラインから5m・15mのライン

これらのラインは、主にラインアウトに関係する

ラインアウトに参加する選手は、
「5mラインと15mラインの間」に並ばなければならない

また、ラインアウト時の反則の際は、
15mライン上でのスクラムやペナルティキックとなり、
その補助の役割としても引かれているライン

 

 

 

ゴールポストとクロスバー

ゴールポスト2本の間隔は5.6m、高さは最低3.4m

クロスバー(横の棒)の高さは、
上端部が地上から3mに位置するように取り付け

ゴールポストにパッドを取り付ける場合、
パッドの外側がゴールラインから
0.3m(30cm)を超えてはならない

 

ゴールポスト付近のトライ

ゴールポストやパッドと同時に、
地面に接触するようグラウンディングした場合、
「トライ」が認められる

 

 

 

グラウンドの原則

グラウンドの表面

• グラウンドの表面は安全でなければならない

• 表面の種類として認められているのは、
「芝、砂、土、雪」または、
ワールドラグビー競技に関する規定に従った「人工芝」

 

競技区域

• フィールドオブプレーの長さ
「100m(最大)~94m(最小)」

• インゴールの長さ
「22m(最大)~6m(最小)」

• 幅
「70m(最大)~68m(最小)」

上記の寸法と異なるものについては、
国内の大会の場合は管轄協会、
国際試合の場合はワールドラグビーの承認が必要

 

そのほか

• 競技区域の形は、長方形

• フィールド外の周辺区域は、
可能な限り、幅が5m未満にならないようにする

 

 

 

フラッグポスト

• フラッグポストは1.2m以上の高さで旗付き
• 競技場内に「14本」のフラッグポストを配置する

 

フラッグポストの配置(14本)

• タッチインゴールラインとデッドボールラインの交点
(計4本)

• タッチインゴールラインとゴールラインの各交点
(計4本)

• 22mラインとタッチラインの各交点
➝タッチラインの外側2mの位置に設置
(計4本)

• ハーフウェイラインとタッチラインの各交点
➝タッチラインの外側2mの位置に設置
(計2本)

 

 

 

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