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【違い】「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」

リンス、トリートメントなどの違い

明確な定義はないが、一般に、

「リンス」と「コンディショナー」は同様に
髪の表面を保護するもので、その違いは効果の大きさ

「トリートメント」は髪の内部を補修・ケアするもの

 


【リンス】

髪の表面を保護し、髪のなめらかさやツヤを保つ


【コンディショナー】

• リンスと同様なもの、もしくはより効力が高いもの
• 髪の内部に浸透する成分が少し含まれている製品も多い


【トリートメント】

• 髪の内部に浸透してケアする
• リンスやコンディショナーの効力を併せ持つものも多い


 

 

 

リンス

髪の表面をリンスの成分(油分やシリコン)で、
コーティングして保護する

• キューティクルの傷みを防ぐ
• 髪の表面をなめらかにし、ツヤを保つ
• 髪の水分が蒸発するのを抑える
(パサつきにくくする)

 

補足

時間をおいても髪の内部まで浸透しないので、
髪に馴染ませたら、すぐに洗い流す

 

名称について

リンスは英語の「rinse(すすぐ)」からきているが、
海外では日本の「リンス」と呼ばれる製品に対して
「rinse」という言葉を用いていることはない

日本の「リンス」に相当する英語は「hair conditioner」

 

「リンス」の誕生

日本では古くは、
石鹸や石鹸に近いシャンプーで頭を洗っていた

しかし、石鹸はアルカリ性であり、
髪はアルカリ性になるとキューティクルが開き、
キシミ、パサつき、静電気が起こりやすかった

これを改善する(中性に戻す)ために
酸性の水溶液で髪をすすいだとされ、
これが「リンス」という商品になったといわれる

 

「リンス」の衰退

昨今はシャンプーの技術も向上し、
シャンプー自体に髪の保護成分が含まれ、
リンスは以前ほどは必要性がなくなってきた

また、
リンスと同様か、それ以上の効果が期待される
「コンディショナー」に取って代わられてきている
(「リンス」という名称の製品は減少の傾向にある)

 

 

 

コンディショナー

一般に、リンスとほとんど同様のものや、
より効果を高めたものを「コンディショナー」とする

また、トリートメントのように
髪の内部に浸透する成分が含まれているものも多い

 

補足

使い方もリンスとほぼ同じで、
髪に馴染ませたらすぐに洗い流す

ただし、
トリートメント効果が配合されているものは
少し浸透に時間を置くと良いとされる

 

名称について

美容、ファッション業界で使われる名称は
時代によって移り変わっていくものが多い

そのひとつとして「リンス」が、
「コンディショナー」に変化したという見解もある

英語の「conditioner」には、
「状態を整える」という意味がある

海外においても、
同様の製品は「hair conditioner」と呼ばれる

 

 

 

トリートメント

トリートメントは、髪の内部に成分を浸透させる

髪に栄養や油分を補い、ダメージをケア・補修して、
髪の内側から回復させ、本来の健康な髪に導く

ダメージが強い髪や、ハリ、コシ、
うるおいに欠ける髪に特に効果が期待される

 

トリートメントの作用

髪の毛の中にはアミノ酸などが含まれているが、
これが、表面の傷み(キューティクルのはがれ)
などにより流れ出て、髪がダメージ状態になる

トリートメントには、
髪をケアするアミノ酸などが豊富に含まれ、
髪のキューティクルに成分を浸透させることで、
失った水分や栄養を補給して、内側から回復させる

 

補足

リンスと違い、成分を浸透させる時間が必要
(浸透させる時間は製品による)

リンスやコンディショナーの機能を
併せ持つタイプも多い

 

名称について

英語の「treatment」には「手当て」という意味がある

海外においても「hair treatment」
という言葉はあるが、一般的ではないとされる

 

トリートメントの使用頻度

トリートメントの使用頻度は、
髪の状態に応じて調整するのが良いとされる

メーカーや製品によっても推奨される使用頻度は異なる

 

 

 

使用上の注意点

頭皮には付けない

リンス、コンディショナー、トリートメント
これらは油分やシリコンなどが含まれるため、
毛穴を詰まらせてしまう可能性がある

使用時には髪のみにつけ、なるべく頭皮(地肌)に
つけないように毛先を中心に馴染ませるようにする

髪の根元の毛穴付近には皮脂腺があり、
皮脂が排出され、潤いが保たれるとされるため、
そういった点でもこれらを根元に使う必要はない
(必要最低限の油分は皮脂から分泌される)

 

すすぎ残し注意

リンス、コンディショナー、トリートメント
いずれも頭皮(地肌)にすすぎ残しがあると
油分が頭皮の毛穴を詰まらせてしまう原因になる

その結果、
フケ、かゆみ、薄毛、抜け毛、頭皮の炎症などを
引き起こす可能性がある

そのため使用後は、
ぬめりがなくなるまですすぐようにする

 

 

 

髪の毛を構成する3層

【外側:キューティクル(毛小皮)】
髪の表面を覆っている保護膜のような組織

【内側:コルテックス(皮質)】
キューティクルの内側にある組織
(髪の毛の90%はこのコルテックスが占める)

【中心部:メディラ(髄質)】
髪の中心部にある組織
(太毛に存在し、細毛にはないことが多い)

 

各層への効果

リンスやコンディショナーでケアする効果が
期待できるのは「キューティクル部分」だけ

髪が痛み、キューティクル部分がはがれ、
「コルテックス部分」まで傷ついた場合に、
トリートメントによってダメージをケアしながら
本来の健康な髪に導く効果が期待される

 

 

 

併用に関して

基本的な使い方

• 髪が傷んでいたら「トリートメント」
• 問題ないときは「リンス」又は「コンディショナー」

併用する場合

①トリートメント
②リンス(コンディショナー)
という順番で行った方が良いと考えられる

トリートメントで髪のケアをした後に、
リンスで髪の表面をコーティングして、艶を出す

順番が逆だと、リンスで髪が保護され、
トリートメントの効果が期待できなくなる

 

 

 

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