「¥」「 , 」「-」の意味
領収書などに金額を表記する際、
「1万円」なら「¥10,000-」といったように表記される
ここで金額の数字以外で用いられている、
「¥」「 , 」「-」には、以下のような意味がある
【¥】
日本円を表すマーク
【 , 】
3桁ずつの区切り
【-】
末尾に表記し、金額の改ざんを防止
先頭に表記の「¥」
「¥」は、日本では「円」を表すマーク
(中国では「元」を表すものとして用いられる)
区切りの「 , 」
「 , 」(カンマ)は、区切りなどに用いられるもので、
数字で使用する場合、一般に3桁の区切りに用いられる
「 , 」がなければ、たくさんの数字が羅列される場合に
金額がいくらかわかりにくく、見間違いやすくなる
区切りが3桁ごとの理由
国際的に3桁の区切りというのが一般的で、
それに合わせたものと考えられる
日本では「万、億、兆、京…」など
4桁区切りの言葉が主に用いられるので、
3桁区切りには違和感を感じることもある
金額末尾の「-」
末尾の「 – 」(横線)は、
その後ろに数字を書き足して、
金額の改ざんが出来ないようにするためのもの
銭の単位が日常的に用いられていた頃に
「10円50銭」であれば「¥10.50」などのように
表記していた名残であるともされる
「¥」「 , 」「-」で改ざん防止
「¥」がなければ
「110,000-」➝「1,110,000-」など、
先頭に数字を付け足す改ざんが行いやすい
「-」や「,」がなければ
「¥100000」➝「¥1000000」など、
末尾に数字を付け足す改ざんが行いやすい
「-」だけがない状態なら、
•「¥100,0000」…区切りの桁数が4桁になり不自然
•「¥10,000,000」…金額が大きくなりすぎて不自然
など、改ざんは行いにくい
「 . 」(ピリオド)
領収書に表記の場合、
厳密には「¥10,000.-」といったように、
数字の最後に「 . 」を付けるのが良いとされる
(現在では、一般的に省略される)