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「洋梨(西洋梨)」ラ・フランスは洋梨の品種のひとつ

洋梨(西洋梨)

ヨーロッパ原産のバラ科ナシ属の木になる果実の総称

英語では「Pear(ペア)」
フランス語では「Poire(ポワール)」

ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど
世界中で広く食用に栽培され、
総生産数の約半数がヨーロッパで生産される
(イタリア、フランスなど)

 

 

 

洋梨の品種

洋梨の品種のひとつに「ラ・フランス」がある

品種はそのほか、
「ルレクチェ」「バートレット」「オーロラ」など

果皮は赤、黄、緑など様々

和梨と中国梨の「東洋種系」と
洋梨の「西洋種系」がある

 

 

 

洋梨の国内生産

日本では多くの風土が洋梨の生産に不向きで
主に東北地方に生産地が限定され、
その中でも山形県が全体の6~7割ほどを占める

収穫時期は主に9月~11月の秋頃

国内で生産されている洋梨は、
「ラ・フランス」が6~7割ほどを占める

 

 

 

洋梨と日本の梨(和梨)の違い

【和梨】…ほぼ丸く球形
【洋梨】…上部が細く、下部が大きいいびつな形
(品種によっては球形に近いものもある)

 

食感・味

【和梨】…みずみずしくシャリシャリした食感
【洋梨】…ねっとりとして甘く、香りも芳醇

 

収穫

【和梨】…完熟したものを収穫する
【洋梨】…ある程度熟したものを収穫し、追熟する

 

 

 

洋梨の追熟

追熟とは、ある程度熟したものを収穫し、
一定温度の中で保存し、成熟させること

洋梨は、
完熟したものでも硬く、甘みは少ないが、
追熟させて完熟させることで
柔らかくなり、甘味が増し、香りも芳醇になる

これは、
追熟によって生じるエチレンの作用により
果実内のデンプンが分解されて糖になり、
さらにペクチンがゲル化することで、
甘みが増加し、やわらかくなるため

 

 

 

ラ・フランス

「ラ・フランス」は洋梨の品種のひとつ

生産量は、山形が日本一で、
国内生産量のおよそ8割以上を占める
収穫時期は10月頃

 

補足

気候が合わなかったことや、
他の種に比べて栽培に手間がかかることから
ヨーロッパでは現在ほとんど栽培されていない
(原産国フランスでは絶滅したともされる)

このため、
現在、ラ・フランスを作っているのは
ほとんど日本のみであるとも言われる

ラ・フランスは日本独自の呼び名であり、
フランスでの品種名は発見者の名を取り
「Claude Blanchet」となっている

 

起源

1864年にフランスのクロード・ブラシュ氏が
発見した品種と言われる

日本には、1903年にフランスから輸入されたのが
始まりとされる

 

 

 

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