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「メンマ(シナチク)」の原料はタケノコ

メンマ

メンマの原料はタケノコ

厳密には、
「タケノコ」と呼ぶ状態より少し成長したものが原料

乾物、水煮にしたものや味つけしたものなどがあり、
ラーメンの具材としてよく見かけるが、
酒のアテなどにして、そのまま食したりもする

 

補足

「メンマ」は台湾が発祥であるとされるが、
「メンマ」という呼称は日本特有のもの

ただし、
日本でも元々は「支那竹(シナチク)」と呼ばれていた
(「支那」とは中国のことを意味する)

 

 

 

メンマに用いるタケノコの種類

「メンマ」へと加工するタケノコは主に、
東南アジア原産の竹の一種「麻竹(まちく)」の
タケノコが用いられている

「麻竹」は中国や台湾などで栽培されているが、
日本では、ほとんど栽培されていない

日本で流通している「メンマ」は、そのほとんどが
中国や台湾の「麻竹」からつくられたもの

 

 

 

日本で「タケノコ」とされるもの

日本で「タケノコ」として食されるものは、
主に「孟宗竹(もうそうちく)」などのタケノコ

孟宗竹は中国原産であるとされるが、
日本全国で栽培されている

 

孟宗竹のメンマ

「孟宗竹」のタケノコ(少し成長したもの)を用いて、
「麻竹によるメンマ」と同様なものを作ることは可能

「孟宗竹によるメンマ」は、製造販売もされている

 

 

 

メンマの製造方法

通常のタケノコは30㎝程度のものを収穫するが、
メンマにするものは、1m程度のものを収穫

 

主な製造工程

①. 輪切りにカットし、蒸煮などしてアクを抜く
(1時間程度)

②. 密封や重石をし、竹のもつ乳酸菌により自然発酵
(1か月程度)

③. 天日乾燥させる
(3日程度)

④. 蒸煮や水戻しを行う
(1~3日程度)

⑤. 必要であれば、味付けを行い完成

 

補足

③まで完了したものが日本に輸入され、
④、⑤の工程は国内で行うという場合も多い

 

 

 

名称の由来

シナチクの語源

中国はかつて「支那」と呼ばれていたため、
その支那の竹から作られているということなどから、
「支那竹(シナチク)」と呼ばれていたとされる

 

シナチクからメンマへ

理由は諸説あるが、「支那竹(シナチク)」の使用を
極力避けなければいけないという状況になり、
その頃に考えられた名称が「メンマ」とされる

支那という呼称を極力用いないようにとする
世の流れがあった

台湾産のものに対して中国本土を意味する「支那」
という名称を用いることへの反発

など

 

メンマの語源

• 麺[メン]にのせる麻竹[チク]
• 麺[メン]にのせる碼儿[アル(具や薬味の意)]
などからつくられた名称であるとされる

漢字で表記する場合は「麺麻」や「麺碼」など

 

補足

「メンマ」という名称は日本全国に広まって浸透し、
現在では一般的に用いられり名称となっている

ただし、古くから営業している飲食店や年配者などは、
今でも「シナチク」と呼んでいたりする

 

 

 

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