【サッカー】選手の配置「フォーメーション」

フォーメーション

サッカーにおいて「フォーメーション」とは、
戦術的な観点から選手の配置を決める事

ルールとして決めないといけないというものではなく、
試合途中でフォーメーションを変更することも自由

フォーメーションは基本的な配置を示すもので、
試合が始まると選手はフィールド内を動き回るので、
常に配置通りになるというものではない

フォーメーションは一般的に、
｢DF－MF－FW」という形で表され、
それぞれのポジションの構成人数を示す

• DF（ディフェンダー）＝主に守備
• MF（ミッドフィルダー）＝FWとDFの中間
• FW（フォワード）＝主に攻撃

• 「4－4－2」
• 「3－5－2」
• 「4－5－1」
• 「4－3－3」

など

｢4－4－2」の場合、MFの4人の立ち位置によって、
ダイヤモンド型、ボックス型などがある

攻撃的MF：1人、守備的MF：1人、サイドMF：2人
（配置が「ダイヤモンド（ひし形)」になることから）

攻撃的MF：2人、守備的MF：2人
（配置が「ボックス型（箱・四角)」になることから）

｢3－5－2」の場合、DFの3人の立ち位置などによって、
戦術が大きく変わったりする

DFの3人が基本的に同ラインに並び、連動して守備
（「フラット3」と呼ばれたりもする）

相手の攻撃に対して、それぞれが対応する
（3人でDFラインのコントロールをする）

DFの3人の内、1人が少し後ろ目のポジションをとる
（「スイーパーシステム」と呼ばれたりもする）

相手の攻撃に対して、｢スイーパー（後ろ目の1人)」は
基本的には相手のマークにつかず、守備のカバーに入る
（スイーパーが主にDFラインをコントロール）

｢4－5－1」の場合、MFをさらに細分化し、
｢4－2－3－1」などと表現されることもある

この場合の「2」と「3」とは主に、
｢2」⇒守備的MF（ボランチ)：2人
｢3」⇒攻撃的MF：1人、サイドMF：2人

前方のサイドの選手が、より攻撃に特化し、
｢ウィング」と呼ばれるポジションをとったもの

ただし、現代サッカーではFWにも
守備能力が求められることも多いため、
戦術によっては「4－5－1」との違いが曖昧

• 守備に特化した「5－4－1」
• 攻撃に極端に特化した「2－5－3」

その他、
様々なフォーメーションが用いられる

日本代表でよく用いられるのは、

• ｢4－5－1」(「4－3－3」とも解釈される）
• ｢4－4－2」

2002年の日韓共催W杯の際には
｢3－5－2」のフォーメーションが用いられ、
｢フラット3」として話題を呼んだ

西部謙司エクスナレッジ 2018年04月