「さくらんぼ」と「桜」
「さくらんぼ」が実るのは、
「実桜(ミザクラ)、桜桃(オウトウ)」という種類の木
(日本では主に「西洋実桜(甘果桜桃)」という種類)
一般的に「桜」とされている種類とは区別されるが、
桜の木の仲間のひとつ
一般的に「桜」と認識され、花見でも見かける
「ソメイヨシノ、山桜」などと、「実桜(桜桃)」は、
いずれもバラ科(モモ亜科)サクラ属の植物
(互いに受粉もできる同じ仲間と言える)
西洋実桜(甘果桜桃)
西洋実桜(せいようみざくら)
(別名:甘果桜桃(かんかおうとう))
日本の「さくらんぼ」のほとんどが、この種類
特徴
ソメイヨシノ(桜)より少し遅れて開花し、
その後6~7月ごろに美味しい「さくらんぼ」が実る
西洋美桜は、「白い花」が咲く
(桜の様な「ピンクや白っぽい花」ではない)
桜の果実
主に花見で見る桜も、種類によっては実を付け、
あまり実を付けないとされるものでも、
環境などによって実を付けることがある
ただし、大きくならなかったり、
渋さがあったりなど食用には向かないとされる
(「さくらんぼ」のように美味しいものではない)
ソメイヨシノの果実
花見の桜の代表格といえる「ソメイヨシノ」は、
特に実がなりにくい
全国に分布している「ソメイヨシノ」は、
人の手で接ぎ木(つぎき)などして広めていったもの
(いわば「クローン」といったもの)
同じ遺伝子を持つものなので、
ソメイヨシノ同士だと受粉せず実をつけないとされる
ただし近くに「オオシマザクラ」や「ヤマザクラ」など、
別種の桜が咲いていたら受粉する可能性がある
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