ビー玉
直径2cm前後のガラス玉
主にラムネの栓や玩具用として用いられる
色は無色透明のものから、
単色のもの、模様の入ったものなど様々ある
名称の由来
ビー玉の名称の由来は大きく2つある
• A玉、B玉といった「玉の等級説」
ビードロ説
ガラス玉はポルトガル語で「vidro(ビードロ) 」
そのビードロと玉が合わさって、
「ビー玉」と呼称されるようになったとされる説
玉の等級説
ラムネ用に作られたガラス玉のうち
• 良品は「A玉(エー玉) 」
• キズありや規格外のものは「B玉(ビー玉) 」
この「ビー玉」をおもちゃ用として販売したところ、
その名称が一般に広く浸透したとされる説
そしていつしか、ラムネ用のガラス玉(A玉)も
「ビー玉」と呼ばれるようになったとされる
ラムネのビー玉
ビー玉はラムネ瓶の栓になっている
由来
ラムネが誕生した当初は、
コルクなどで栓をするのが一般的であった
しかし、ラムネなど炭酸飲料の場合、
コルクでは時間が経つと炭酸が抜けるので不向き
そこでビー玉で栓をするという方法が考案された
特徴
ラムネなど炭酸飲料を瓶に入れた時に、
気化した炭酸ガスの圧力が内側からかかり、
ビー玉が圧着されて栓をするという構造
瓶とビー玉は洗って再利用可能なので、
何度も使うことができるというのも利点であった
ラムネ=ビー玉
生産性・密閉性の高い「王冠による栓」が誕生し、
主流となったことで、ビー玉栓は世界的に減少していった
しかし、ラムネに関しては、
「ラムネにはビー玉」というイメージが強かったため、
主にペットボトルや缶で炭酸飲料が販売される現在でも、
ラムネはビー玉で栓をして販売しているケースが多い
(瓶+ビー玉、もしくはペットボトル容器+ビー玉)
ビー玉の取り出し方
現在、市販されているラムネは、
ペットボトル容器を用いたものも多く
口部分は「スクリュータイプ」
もしくは「キャップタイプ」がある
また、瓶容器の場合は、
昔ながらの「口部分をすぼめたタイプ」や
「キャップタイプ」がある
それぞれのビー玉の取り出し方は以下の通り
スクリュータイプの場合
口部分がスクリューになっており、
時計回り(右回り)にひねることで
キャップが容易に開き、ビー玉が取り出せる
キャップタイプの場合
栓抜きなどを用いると外せるようだが、容易ではない
(容器が瓶である場合は破損する危険がある)
瓶をすぼめたタイプの場合
瓶容器において、ビー玉を入れた状態で
瓶の口部分を熱してすぼめたタイプの場合は、
瓶を割らなければビー玉は取り出せない
(大変危険なので推奨されない)
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