トイレットペーパー「芯なし」
トイレットペーパー「芯なし」には、中心部分の
空間が「大きいタイプ」と「小さいタイプ」がある
そして、これらにはさらに中心部分の
形状が「丸いタイプ」と「ギザギザのタイプ」がある
「芯なし」には「香り付きタイプ」はない
(香り成分は芯に付けられるため)
中心部の空間が「大きいタイプ」
芯ありと同様な見た目で、芯がないタイプ
メリット
どのタイプのホルダーにもそのまま使える
特にワンタッチホルダーを用いると、
ペーパーの取り替えが簡単で便利
デメリット
長さは「中心部の空間が小さいタイプ」に比べて
短くなるので1ロール使い切るのが早くなってしまう
(トイレットペーパーの取替え回数が多くなる)
中心部の空間が「小さいタイプ」
中心近くまで紙が巻かれているタイプ
メリット
「芯ありタイプ」などに比べて巻数が多く、
1ロールの長さが2~3倍ほどあり、量が多い
シングルであれば、
100m以上、200mを超えるものもある
(一般的な芯ありシングルは60m前後など)
デメリット
長さを実現するために、
凝縮させて巻き取られていたりするので、
紙質が硬く感じられるものも多い
「芯ありタイプ」などに比べて重量がある
(数ロールまとめると持ち運びが大変)
ワンタッチホルダーには合わず、
細い芯棒を用いる専用ホルダーが必要
中心部が「丸形状のタイプ」
1ロール使い切る時の最後に
中心部分が芯のような形をして残る
芯のような部分は水に溶けるので、
そのまま流すことは可能とされる
(ゴミとして片付けなくてもよい)
製法による特徴
製造用の軸芯となる丸い鉄の棒に
糊(のり)を吹き付け、紙を巻いていく
このため中心部では、全体的に糊が浸透して、
中心部をしっかり固めてしまう
(芯のように紙が残る原因)
中心部が「ギザギザ形状のタイプ」
1ロール使い切る時に中心部分が残らず、
最後まで使い切ることができる
製法による特徴
製造用の軸芯となるギザギザ形状の鉄の棒に
糊(のり)を吹き付け、紙を巻いていく
とがった部分に付着した糊しか紙につかず、
中心部で全体的に糊が浸透しないので、
糊で固まった部分が少なく、はがしやすくなる
香りつきトイレットペーパー
香り付きトイレットペーパーは、
使用する紙に香り成分をつけているのではなく、
「芯の部分」に香りをつけている
つまり、香り付きには必ず「芯」があり、
芯に紙を巻きつける工程において、
芯の外側や内側に香りをつけている
紙自体から香りを感じることもあるが、
これは保管している間に芯の香りが移るため