「ビブラート」と「こぶし」の違い
【ビブラート】
音程を変えずに声を震わす歌唱法
【こぶし】
音を上下させ、高低をつけて節をまわすような歌唱法
ビブラート(伊:vibrato)
イタリア語で「振動する」という意味を持ち、
そこから転じ、音を震えさせる技法名として使われる
音を伸ばす際に、その音程を細かく上下させたり、
音量を上下させたりして音の震えをつくる
基本的に、どのような音楽のジャンルにも用いられる
補足
規則正しい高低差の繰り返しで音を揺らす
基本的には、
半音程度の音程の上下をさせながら揺らしていく
主にフレーズの終わりのロングトーンで用いるが、
フレーズの間にも細かくビブラートをかけたりする
こぶし
歌の中の一音を歌う時に、
母音を「あ(⤴)あ(⤵)あ(⤴)」といったように
音を上下させ、高低をつけて節をまわすような歌唱法
音を伸ばす部分に母音を入れて歌うと用いやすい
(「こぉぉぉぶしー」「えんかぁぁぁ」など)
演歌や民謡などで用いられることが多い
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