ユッケジャン
韓国料理のスープのひとつ
(辛味のあるスープ)
細切りにした牛肉と
ネギ、わらび、もやしなどの野菜を
粉唐辛子などの調味料で辛く味付けして煮た料理
「ユッケジャン」のみで、そのスープ料理を指すが、
「ユッケジャンスープ」とも呼ばれる
特徴
唐辛子による真っ赤な色が特徴
ピリッとした辛味と
牛肉からとったダシが効いたコクのある味わい
補足
牛肉の代わりに鶏肉を使う場合もあり、
「タッケジャン」や「タッユッケジャン」と呼ぶ
(「タッ」=鶏)
ユッケジャンで作る雑炊は「ユッケジャンクッパ」
製法
主な原材料
ダシ取り
牛肉、牛すじ、牛骨
など
具材
• 細切りにした牛肉
• わらび、ぜんまい、ねぎ、もやしなどの野菜
調味料
粉唐辛子、コチュジャン、にんにく、塩、醤油、胡椒
など
主なつくり方
①. 牛肉、牛すじ、牛骨などでダシをとる
②. 細切りにした牛肉と野菜をダシで煮る
(ダシで煮る前に炒めるというレシピもある)
③. 調味料で味付けをして煮込む
由来
宮廷料理のスープの一つ
漢字だと「肉狗醤(ユッケジャン)」
「ユッ(肉)」…肉
「ケ(狗)」…犬(いぬ)
「ジャン(醤)」…味噌や醤油などの調味料の総称
「ケ(狗)」…犬(いぬ)
「ジャン(醤)」…味噌や醤油などの調味料の総称
その名の通り、もともとは犬肉を用いた
スープであったとされるが、
牛肉を用いたものに変わり発達したとされる
「ユッケ」と「ユッケジャン」
「ユッケ」と呼ばれる生肉の料理があるが、
ユッケジャンにユッケが入っているわけではない
ユッケジャンの「ユッケ(肉狗)」と
生肉の料理を指す「ユッケ(肉膾)」とは別物
ユッケ(肉膾)
「ユク(肉)」…肉
「フェ(膾)」…刺身のこと
意味はそのまま「肉の刺身、生肉の料理」で、
この2つを合わせて読むと「ユッケ」という音になる
牛肉を用いたもののほか、
牛タン、牛の内臓、鶏肉、マグロ、馬肉などもある