タクシーの表示
タクシー車両の状態を示す表示機は
｢実空車表示機」や「スーパーサイン」などと呼ばれ、
通常はタクシーメーターと連動している
例えば、空車の状態から利用があり、
タクシーメーターの実車などのスイッチを入れると、
メーターが動き、表示も「実車」に自動で切り替わる
補足
予約などをしていなければ、基本的に利用できるのは
表示が「空車」となっているタクシーのみ
タクシーが「空車」の時は屋根の表示灯が点灯し、
夜なら、それを見る方が確認しやすい
（地域や会社により採用していない場合もある）
表示の種類
主なタクシーの表示と、その意味は以下の通り
【実車・賃走】…利用者を乗せている状態
【支払い】…料金の精算をしている状態
【割増】…割増運賃での実車中
【回送】…休憩、給油、営業終了などで利用出来ない状態
【迎車】…利用者を迎えに行く時に表示（迎車料金発生）
【予約・予約車】…迎車料金なしの迎車
【高速】…高速道路を利用中の表示
【貸切】…時間単位でタクシーが契約されている状態
【観光】…観光ルート運賃で運転している状態
【定額】…定額運賃で運転している状態
【代行】…運転代行サービスを行っている状態
【自家用車】…自家用車として利用している状態
【救援】…救援事業中
【SOS・助けて】…緊急事態が発生している状態
空車
利用者を乗せていない状態
（利用者を探している状態）
実車・賃走
利用者を乗せている状態
支払
目的地に到着して、料金の精算をしている状態
まもなく空車になる場合が多い
（次の配車予定が入っている場合は空車にならない）
支払い表示中の運賃メーター
タクシーは停車中も一定時間経過すると運賃が加算される
｢時間距離併用制運賃」が採用されているが、
支払い表示中は作動せず、運賃は上がらない
ただし支払い表示中でも、
走行すれば距離分の運賃は加算される
割増
• 割増運賃で利用者を乗せて運転している状態
• 深夜、早朝の割増料金時間に表示される
割増料金時間は主に、
｢22：00～5：00」や「23：00～5：00」など
（地域によって若干異なる）
運賃の切り替え
設定された割増時間帯になると、
通常運賃で実車中でも自動的に割増に切り替わる
逆に、設定された割増時間帯を過ぎると、
割増料金で実車中でも自動的に通常運賃に戻る
という表示機が多い
回送
タクシーの運転手が、食事、給油、休憩などをしており、
利用出来ない状態のこと
営業が終わり、営業所に帰っている途中もこの表示
｢回送」表示であれば二種免許がなくても運転可能
迎車
配車依頼をうけた利用者を迎えに行く時に表示
（迎車料金が発生する）
迎車無料の場合の迎車中は
｢予約」｢予約車」が表示される
予約・予約車
迎車料金を取らないタクシーが迎車する時の表示
高速
高速道路を利用するときに表示される
高速道路設定にすると、
｢時間距離併用運賃」から「距離運賃」に切り替わる
（距離による料金加算のみとなる）
貸切
｢1時間」や「1日」など、
時間単位でタクシーが契約されている状態
貸切時間に応じた料金となる
観光
観光ルート運賃で運転している状態
タクシー会社は国土交通省から認可を受けて、
観光ルート運賃を設定している
定額
定額運賃で運転している状態
東京近郊では、東京都内と羽田空港間などで適用
代行
運転代行サービスを行っている状態
自家用車
個人タクシーが自家用車として利用している状態
個人タクシーにのみ設定がある
救援
救援事業を行うために走行しているときの表示
救援事業の例
• タクシー便利屋（薬の受けとり、買い物代行など）
• 会員の家からの緊急信号で病院に送迎する場合
• 緊急の荷物輸送
など
SOS・助けて
緊急事態が発生しているときに表示
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