卓球に用いられる用具
• ラケット
• ユニフォーム
• 卓球台
これらの用具は
「ITTF(国際卓球協会)」や「JTTA(日本卓球協会)」
から公認されたものや承認されるものでなければ、
それらが管轄の大会には参加できない
ボール
重量 :2.7g
カラー:白またはオレンジで無光沢のもの
材質 :プラスチック(セルロイド)
(またはセルロイドと性質の似たプラスチック)
ボールには等級があり、星(★)で表され、
星のつかない無印から星3つのものまで4段階ある
(より完全な球体に近いものは星3つ)
1試合で用いられるボールは基本的にひとつ
(破損した場合は、主審に交換してもらう)
ラケット
卓球のラケットは、
主に木材から作られた板(ラケット)に
ゴム製のラバーを貼り、構成される
色は片側が「赤」、もう片側が「黒」
(ラバーの有無に関わらず)
形状に関しては、大きく分けると2種類
「シェイクハンド」「ペンホルダー」
(そのほか「中国型ペンホルダー」など)
シャイクハンド
握手するように握って持てるように
持ち手の形状などが作りこまれているラケット
ペンホルダー
ペンを持つように握って持てるように
持ち手の形状などが作りこまれているラケット
試合中のラケットに関する規則
基本的に試合中にラケットを交換することはできない
ラケットが使用できない程度に破損した場合などは、
競技領域に自分で持込んでいた別のラケット、
または競技領域内で手渡されたものと交換する
試合中にラバーが剥がれていたり、
大きな傷がついている場合、反則となる
ラケット(基盤部分)
ラケットの素材は85%以上を天然の木材とすること
(持ち手を除く)
ラケットは、
JTTAやITTF公認のものでなければならず、
「JTTA」「ITTF」などの公認マークや
メーカー名(指定業者)の表示がないといけない
大きさ、形、重さに規定はないが、
厚さは均一で、表面は平らな硬質であること
(一般的なラケットの幅は150mm程度)
ラバー
ラケットのボールを打つ部分に貼られている
ゴム製のシートとスポンジを貼り合わせたもの
規定
ラバーの厚さは4mm以内でなければならない
(スポンジのない1枚ラバーは2mm以内)
ラバーは全面的に平らでなければならず、
また、ラケットからはみ出してはならない
ラバーを貼る際に使用する接着剤と接着シートには、
いくつか禁止されている溶剤がある
(揮発性有機溶剤の含まれている接着剤など)
ラバーの種類
ラバーはその素材や加工の仕方によって、
ボールを打った時の回転や反発力などが大きく変わる
主なラバーの種類は以下など
(「ソフト」とはスポンジのことを指す)
裏ソフトラバー
「表面が平らに加工され、接地面積が広い」
• 摩擦力が大きいためボールに回転をかけやすい
• 反発力が強い
表ソフトラバー
「表面が小さな突起状(粒状)に加工されている」
• 摩擦力が小さいためボールに回転をかけにくい
• 相手の回転の影響も受けにくい
• 反発力が強い
粒高ソフトラバー
「表ソフトラバーの突起(粒)を高くしたラバー」
• 摩擦力が小さく、無回転のボールも出しやすい
• ボールの回転をほとんど受けず、レシーブしやすい
• 回転をそのまま利用して返球ができる
一枚ラバー、粒高一枚ラバー
「スポンジを使用せず、直接表ラバーを貼ったもの」
• 摩擦力が小さいためボールに回転をかけにくい
• 反発力が弱い
• レシーブは安定する
アンチラバー
「裏ソフトラバーのような見た目だが、
回転がほとんどかからないようにつくられたもの」
• 摩擦力が小さいためボールに回転をかけにくい
• 主に防御に用いられる
サイドテープ
ラケットやラバーを保護する目的で、
ラケットのサイドにテープ状のものを貼っても良い
(外周いっぱいでも一部分でも)
ただし、テープの幅は、
貼ったときにラバーよりはみ出ないこと
服装
JTTA主催の競技会においては、競技用の服装は、
JTTAが公認したものでなければならない
(JTTAの公認マークの付いているもの)
また、基本的に、
トップス➝「Tシャツかポロシャツ」
ボトムス➝「ハーフパンツかスカート」
詳細
同じ服装による対戦を避けるため、
色・柄の異なった2種類以上の服装を用意する
ユニフォームの主たる色は、
ボールと明らかに違う色でなくてはならない
(例えば、白の面積が広いものは不可)
シューズに関しては特に規定がなく、
卓球用シューズでなくても問題ない
ダブルスや団体戦
広告を除いて同一の服装でなければならない
(ショーツ、スカートは、同系色であればOK)
卓球台
卓球台の大きさ
「短辺152.5cm×長辺274cm」
台の厚み
「目安は1.8cm以上」
高さ30cmのところからボールを落とした時に、
卓球台上のどこででも23cm弾む必要がある
• 1.8cmより薄くても23cm弾めばOK
• 1.8cm以上あっても23cm弾まなければアウト
卓球台の高さ
表面が床から「76cm」の高さになるよう設置
ネットの高さ
「15.25cm」となるように設置
卓球台上のライン
• 卓球台の外側は2cmの白いライン
• 中央には0.3cm(3mm)のセンターライン
競技領域
「7m×14m以上(高さ5m以上)」
テーブル表面の色
青または緑で、明るく反射のない色でなければいけない