ソーセージ類の違い
【ソーセージ】
主に挽き肉などを腸詰めにしたもの
ウィンナー、フランクフルトなどの総称
【フランクフルト】
日本農林規格の定義では、
詰め袋に豚腸を使用したもの
または、20~36mmのサイズのもの
名称の由来は、ドイツの都市「フランクフルト」
【ウインナー】
日本農林規格の定義では、
詰め袋に羊腸を使用したもの
または、20mm未満のサイズのもの
名称の由来は、オーストリアの都市「ウィーン」
日本農林規格による定義
農林水産省による「ソーセージの日本農林規格」を
抜粋したものは、以下の通り
ソーセージ
家畜、家禽もしくは家兎の肉をひき肉したものに、
調味料、香辛料で調味し、ケーシング等に充塡した後、
くん煙し又はくん煙しないで加熱し又は乾燥したもの
ケーシング
次に掲げるものを使用した皮又は包装を言う
①. 牛腸、豚腸、羊腸、胃又は食道
②. コラーゲンフィルム又はセルローズフィルム
③. 合成フィルム
(気密性、耐熱性、耐水性、耐油性等の性質を有する)
フランクフルトソーセージ
ソーセージのうち、豚腸を使用したもの
または、製品の太さが20㎜以上36㎜未満のもの
(牛腸及び羊腸を使用したものを除く)
ウィンナーソーセージ
ソーセージのうち、羊腸を使用したもの
または製品の太さが20㎜未満のもの
(牛腸及び豚腸を使用したものを除く)
ソーセージ(Sausage)
ソーセージとは、牛・豚・羊の腸などに
鳥獣類(主に豚肉、牛肉、鶏肉)や魚肉などを
主に挽き肉にしたものを詰めたものの総称
乾燥、湯煮、燻製などして保存食とされることが多い
腸に詰めることから「腸詰め」とも呼ばれるが、
現在では腸に代わり、主に人工のケーシングが用いられる
ドイツ語表現
ソーセージは、
ドイツ語では「ヴルスト(Wurst)」
ソーセージの種類
【ウインナー】
「羊腸」に詰めたもの、または「20mm未満」
【フランクフルト】
「豚腸」に詰めたもの、または「20~36mm」
【ボロニアソーセージ】
「牛腸」に詰めたもの、または「36mm以上」
【魚肉ソーセージ】
「魚肉」を使用したもの
など
ソーセージの語源
ソーセージの語源には諸説あり、以下など
• 「Sau(牝豚)」と「Sage(香辛料のセージ)」
• ラテン語の「Salsus(塩漬け)」から派生
• 「Sauce(塩水)」と「Age(寝かす)」
フランクフルト
ドイツの都市フランクフルト発祥のソーセージ
ドイツでは「フランクフルター・ヴルスト」
として、フランクフルト名産であるが、
日本の様にサイズによる分類などではない
フランクフルター・ヴルスト
豚肉などを使い、羊の腸などに詰められる
ドイツ国内で名乗れるのは、
フランクフルトで作られたもののみ
ウィンナー
ウインナーの名称は、
オーストリアの都市ウィーンに由来するとされる
ドイツの「ヴィーナー(ウインナー)」は、
日本の様にサイズによる分類などではない
ヴィーナー
元々は「フランクフルター」がウィーンで
広まったものとされ、基本的に同種とされる
オーストリアでは「フランクフルター」と
呼ばれることも多いとされる
ケーシングには、羊の腸などが使われる
コメント