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【野球】「日本プロ野球」主な日程

日本プロ野球の主な日程

【1月】…自主トレ
【2月】…春季キャンプ
【2月下旬~3月下旬】…オープン戦
【3月下旬~10月頃】…公式戦(140~150試合)
(5月下旬~6月下旬)…セ・パ交流戦
【7月】…オールスターゲーム
【10月】…クライマックスシリーズ
【10月】…ドラフト会議
【10月~11月頃】…日本シリーズ
【10月下旬~11月下旬】…秋季キャンプ
【12月】…シーズンオフ

 

 

自主トレ(1月)

春季キャンプに向けて、
個人や複数人(合同)で行うトレーニングや調整

 

補足

協約において「12月1日~1月31日」の期間は
球団に基づく練習や指導を行う事が出来ないため、
チームではなく個人などで活動をする
(「日本プロフェッショナル野球協約」第173条による)

選手各々が、
母校のグラウンド、球団の室内練習場、海外など
自分に合った環境で、各々の方法で調整を行う

 

 

春季キャンプ(2月)

オープン戦や公式戦に向けて行われるチームの全体練習
(監督やコーチが主導して行われる)

2月1日に開始し、
2月下旬や3月初め頃まで行われるのが一般的

 

補足

かつては高知県、宮崎県などが多かったが、
現在は、ほとんどの球団が沖縄県、宮崎県に集中
(国内の中で温暖で、晴天日が多い)

キャンプ地が近い球団同士で練習試合が組まれたりする
(球団間の合意のみで開催でき、観戦は原則無料)

 

 

オープン戦(2月下旬~3月下旬)

公式戦の開幕前の調整試合として実施される
(セ・パ両リーグ間の交流試合が比較的多い)

日本野球機構(NPB)主催で有料で行われるもので、
審判員や記録員も派遣され、
成績もオープン戦記録として残る
(日程もNPBが定めている)

 

補足

序盤はキャンプが行われる野球場で開催、
その後、本拠地球場や地方都市の野球場などで行われる

基本的に延長戦は行われず、9回での打ち切りが多い
(両球団の同意のもと延長戦を行う事は可能とされる)

開幕1軍のメンバー選考の最終審査にもなる

 

オープン戦の試合数

オープン戦の試合数は球団により異なる

移動やチーム事象などを考慮して対戦カードが組まれ、
全ての球団が均等に試合数を行うというものではない

 

 

公式戦(3月下旬~10月頃)

3月末もしくは4月初めに開幕戦が行われ、
「公式戦(ペナントレース)」がスタート
(セ・リーグ、パ・リーグの2リーグ)

140~150試合が行われ、
勝率の高い球団が各リーグの優勝球団となる
(試合数は年度によって少々変わったりする)

 

ペナントレースの語源

ペナントレースの「ペナント(pennant)」とは旗のこと

由来は、リーグ優勝球団に優勝旗が贈られることから

 

 

セ・パ交流戦(5月下旬~6月下旬頃)

2005年から行われるようになったもので、
もう一方のリーグの各球団と公式戦が行われる

セ・パ交流戦のみの優勝球団も発表されたりするので、
ペナントレースの成績と関係ないと思われたりするが、
結果は各リーグのペナントレースの成績に合算される

 

試合数の変遷

【2005年~2006年】…36試合制(6試合×6球団)

【2007年~2014年】…24試合制(4試合×6球団)

【2015年~】…18試合制(3試合×6球団)

 

 

オールスターゲーム(7月)

セ・パ各リーグの選抜選手による対抗試合
(球宴とも称されるイベント、非公式試合)

2試合や3試合などが行われる
(年度によって開催数の変更あり)

監督推薦や、プロ野球ファンによる投票などで
選抜された選手が出場する

 

 

CS:クライマックスシリーズ(10月)

2007年から導入されたプレーオフ制度
(パ・リーグでは2004年から同様の制度を実施)

各リーグの上位3球団によって各リーグごとに行われ、
各優勝球団が日本シリーズへ進出となる

 

導入の背景

CS導入前までの形では、リーグ優勝球団が決定した後、
残り試合は、ほぼ消化試合であった
(消化試合では、観客動員数などが減ってしまう)

CSを行うことで、リーグ優勝球団決定後も
3位以上を目指す対戦が続き、消化試合が少なくなる
(白熱の試合が続き、観客動員数などが維持できる)

 

対戦形式

• ファーストステージ(2位vs3位)
• ファイナルステージ(1位vsファーストステージ勝者)
の2段階によって行われる

ファーストステージ

2位球団と3位球団が3試合制で対戦、
勝者がファイナルステージへ進出
(全試合、2位球団の本拠地で開催)

ファイナルステージ

リーグ優勝球団とファーストステージの勝者が
6試合制で対戦し、勝者が日本シリーズへ進出

• リーグ優勝球団にはあらかじめ1勝のアドバンテージ
• 全試合、リーグ優勝球団の本拠地で開催

 

 

ドラフト会議(10月)

1965年に契約金の抑制と戦力均等化を目的に始まった、
NPBが開催する新人選手獲得のために行われる会議
(正式名称は「新人選手選択会議」)

新人選手との契約交渉権をプロ野球の各球団に振り分ける

全国の高校生、大学生、社会人の中から
各球団が指名し、その交渉権を得るための会議

 

補足

各球団が優先順位の高い選手から順に指名していく

指名が重複した場合にはくじを引き、
当たりくじを引いた球団が優先交渉権を得る

本会議は「交渉権」を得るための会議なので、
その後の交渉次第では選手は入団拒否も可能

 

 

日本シリーズ(10月~11月頃)

セ・パ各リーグのCS優勝球団が、
その年のプロ野球日本一の座をかけて対戦する
(正式には「プロ野球日本選手権シリーズ」)

最大「7試合」が行われるが、
一方が「4勝先行」した時点で優勝が決まり、終了となる

 

補足

CS導入前までは各リーグとも、公式戦の優勝球団が
そのまま日本シリーズへ進出し、対戦していた

 

試合会場

• 西暦の奇数年はパ・リーグの出場球団
• 西暦の偶数年はセ・リーグの出場球団

これらの本拠地で「第1、2戦と6、7戦」を開催
(「第3、4、5戦」は他方の本拠地で開催される)

 

 

秋季キャンプ(10月下旬~11月下旬)

ペナントレースやCS終了後の10月下旬頃から行われる
(日本シリーズ進出球団は日本シリーズ終了後)

協約により、12月1日~1月31日までの間、
監督やコーチからの指導が受けられないため、
秋季キャンプの間に指導を受け、技術を身に着ける

 

補足

ベテラン選手や実績のある選手などは、
各自に調整が任されている場合があり、
秋季キャンプへの参加を免除されたりする

外国人選手は契約期間がペナントレース終了や
日本シリーズ終了までといった場合が多いので、
秋季キャンプに参加することは少ない

秋季キャンプ地は各球団様々

 

 

シーズンオフ(12月)

休養期間

 

 

 

公式戦の試合数変遷

セ・リーグ

【1950年】140試合(7×20試合)

【1951年~1952年】120試合(6×20試合)

【1953年~1962年】130試合(5×26試合)

【1963年~1965年】140試合(5×28試合)

【1966年~1996年】130試合(5×26試合)

【1997年~2000年】135試合(5×27試合)

【2001年~2004年】140試合(5×28試合)

【2005年~2006年】
146試合(5×22試合+交流戦6×6試合)

【2007年~2014年】
144試合(5×24試合+交流戦6×4試合)

【2015年~】
143試合(5×25試合+交流戦6×3試合)

 

パ・リーグ

【1950年~1951年】120試合(6×20試合)

【1952年】108+12試合
(予選全チーム:6×18試合、上位4チーム:3×4試合)

【1953年】120試合(6×20試合)

【1954年~1955年】140試合(7×20試合)

【1956年】154試合(7×22試合)

【1957年】132試合(6×22試合)

【1958年~1960年】130試合(5×26試合)

【1961年】140試合(5×28試合)

【1962年】130試合(5×26試合)

【1963年~1964年】150試合(5×30試合)

【1965年】140試合(5×28試合)

【1966年~1996年】130試合(5×26試合)

【1997年~2000年】135試合(5×27試合)

【2001年~2003年】140試合(5×28試合)

【2004年】135試合(5×27試合)

【2005年~2006年】
136試合(5×20試合+交流戦6×6試合)

【2007年~2014年】
144試合(5×24試合+交流戦6×4試合)

【2015年~】
143試合(5×25試合+交流戦6×3試合)

 

 

 

「野球協約」第173条

以下、日本プロフェッショナル野球協約の
「第173条(ポスト・シーズン)」の解釈

球団又は選手は、
毎年12月1日~翌年1月31日までの期間においては、
試合、合同練習、野球指導を行うことはできない

ただし、コミッショナーが
特に許可した場合はこの限りでない

なお、選手が
自由意志によって基礎練習を行うことを妨げない

 

 

 

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