オリジナル(original)
「オリジン(origin:起源、原因、原点)」という
名詞と同義の単語(形容詞、名詞)
概ね、以下の2つのような意味合いで用いられる
意味合い①
(複製や手を加えられたものなどに対して)
元となるもの、最初の、本来の、元祖の
➝原型、原作、原物、原文、原画、原曲など
意味合い②
独自のもの、独創的なさま
➝オリジナルな発想、オリジナルな音楽など
捉え方による曖昧さ
捉え方によっては「オリジナル」の使い方が
曖昧になってしまう場合がある
例:オリジナル曲
意味合い①の捉え方なら、
「原曲のもの」という意味合いになる
意味合い②の捉え方なら、
「原曲を独自にアレンジしたもの」
にも使われる場合がある
曖昧さを回避するには
②の意味合いの根本に①の意味合いがあると考え、
単に「独自、独創的」なものと捉えるのではなく、
「はじまりのもの=独自、独創的」と捉える
区別する場合の用語
独自にアレンジしたもの
「アレンジ」や「リメイク」などを用いると、
区別しやすく、わかりやすくなる
独自性を強調したい場合
「特製」や「スペシャル」などの用語を使うとよい
「独自、独創的」を表現したい場合
「オリジナリティー」という言葉を用いると区別しやすい
(「オリジナリティ(Originality:独創性、独創力)」)
改変したものへの使用
「独自」であっても改変したものなどに対して
「オリジナル」を用いてしまうと曖昧さが出てしまう
• 独自にアレンジした曲➝「オリジナル曲」
• 独自に手を加えた画像➝「オリジナル画像」
• 独自に改造したデザイン➝「オリジナルデザイン」
なので、これらの場合には、
極力「オリジナル」は用いないようにする
曖昧さ回避の捉え方
「オリジナル」を「元となるもの」として捉える
•「オリジナル曲」➝はじめの曲、原曲
•「オリジナル画像」➝撮ったはじめの画像、元画像
•「オリジナルデザイン」➝元となるデザイン、原画
別の用語を使用して区別
改変したものに対し「アレンジ、改変、改造」などの
用語を使用することで、オリジナルと区別する
• 独自にアレンジした曲➝「アレンジ曲」
• 独自に手を加えた画像➝「改変画像」
• 独自に改造したデザイン➝「改造デザイン」
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