ヘクトパスカル(hPa)
ヘクトパスカルは「圧力」の単位
天気図でいうところでは「気圧」の単位
(気圧=大気の圧力)
意味合いとしては、
「ヘクト(h)」と「パスカル(Pa)」に分かれる
【ヘクト(h)】
100倍を表すもの➝「1hPa=100Pa」
【パスカル(Pa)】
単位面積あたりに、かかっている圧力
ヘクト(h)
「ヘクト(h)」は「100倍」を表す記号
(1hPa=100Pa)
1000倍を表す「k(キロ)」や
そのさらに1000倍を表す「M(メガ)」と同様の記号
圧力以外での使用
「ヘクト(h)」を用いた単位は他に、
「ヘクタール(ha)」など
(広さを表す単位「アール(a)」と「ヘクト(h)」)
パスカル(Pa)
パスカル(Pa)は圧力の単位
「1Pa = 1N/㎡(ニュートン毎平方メートル)」
➝1㎡(1m四方の範囲)を1Nで押す力
N(ニュートン)
「N(ニュートン)」は力の単位で、
1Nは、約0.1kgの物体にかかる力と等しい圧力
「 9.8f × 0.10197…kg = 1N 」
(「9.8f」は質量あたりにかかる力、重力加速度)
大気圧
大気の圧力のこと
高度が高くなるほど大気の層が薄くなり、
大気圧は小さくなる
標準大気圧
海面上の大気圧の平均値は「1013.25hPa」で、
これを「標準大気圧」と呼び、
「1気圧(atm:アトム)」と定義している
「標準大気圧=1気圧(atm)= 1013.25hPa 」
この値は、
国際度量衡総会(CGPM)の開催地パリと同緯度の
平均海水面における平均気圧が基であるとされる
天気図とヘクトパスカル
天気図などには、
「ヘクトパスカル(hPa)」の前には、
「ミリバール(mbar)」が使われていた
ミリバール(mbar)
「ミリ(m)」は「0.001倍」
「バール(bar)」は気圧の単位
(1atm = 1.01325bar)
「ミリ(m)」を用いたのには、
「整数」を増やして数値として確認しやすく
するためと考えられる
「 1.01325bar = 1013.25mbar 」
パスカル(Pa)への切替
日本では、1992年に「ミリバール(mbar)」は、
国際単位系(SI単位)である「パスカル(Pa)」に
取って代わられた
バール(bar)は「非SI単位」
ヘクト(h)の使用
「パスカル(Pa)」による表示では、
「ヘクト(h)」という、あまり馴染みがなく
使用される場面も少ない記号が用いられている
(本来は「k」「M」などを用いるのが一般的)
この理由としては、
「ヘクト(h)」を用いることによって、
それまでの「ミリバール(mbar)」の時の数値との
変化がないようにしていると考えられる
「 1atm = 1013.25mbar = 1013.25hPa 」
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