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「雨水」は飲めるが、推奨はされない

雨水

雨水は地球上の水循環のしくみから考えると、
蒸留水」に近いものであり、
河川水などと比べて不純物の少ない水である

ただし、雨水は大気中の塵(ちり)や埃(ほこり)
また、酸性雨などにみられるように、
大気汚染物質を含んでいることも考えられる

雨水の飲用

基本的には雨の水を飲むことは推奨されない

雪の場合

雪の場合も雨水の場合と同様であると考えられる

 

 

 

雨水を飲む場合

降り始めの雨は特に、大気中の塵や埃など、
様々な物質を含んでいる可能性が高い

降り出してからある程度経った後に降る雨水は、
物質を含んでいる可能性が低くなると考えられる

これは、大気中の物質の大部分を降り始めの雨が含み、
一緒に落ちることで、大気中の物質が少なくなるため

必要な降水時間

その地域の大気の環境や雨の強さ・量などにもよるが、
30分や1時間、もしくは2時間以上など降水すれば、
物質を含んでいる可能性は低くなると考えられる

 

 

 

雨水に関する研究

オーストラリアの大学の研究において、
未処理の雨水を飲むことに衛生面で大きな問題がない
という研究結果がある

研究方法

タンクに貯めた雨水を主要な飲料水として使っている
世帯を対象に調査を実施

そのすべての家庭に浄水機を設置し、
半分の浄水機にはフィルターを入れず、
フィルターの有無による体への影響を比較した

結果

調査の結果、腹痛の件数に関しては、
フィルターの有無で差はなかった

ただ、調査に参加した家庭は、
雨水を飲むことに慣れており、感染に対する耐性を
すでに持っていたという可能性はあるとされる

 

 

 

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