洞窟内部の温度
鍾乳洞など、洞窟の内部は主に、
暑い時期➝「涼しい」、寒い時期➝「暖かい」
(常に涼しいというわけではない)
これは、洞窟内部の温度が
年中ほぼ一定に保たれていることに関係する
そして洞窟内部の温度は一般に、
洞窟がある周辺外部の「平均温度」になるとされる
(そのほか、地熱などの影響を受けたりもする)
暑い時期
外気温に比べると洞窟内の温度は「低くなる」
(例:外気温30℃、洞窟内温度15℃など)
また、
暑い時期は軽装で、素材も薄かったりするため、
そのままの格好で洞窟に入ると、より涼しく感じる
寒い時期
外気温に比べると洞窟内の気温は「高くなる」
(例:外気温5℃、洞窟内温度15℃など)
また、
寒い時期は服を着込んでいたりするため、
そのままの格好で洞窟に入ると、より暖かく感じる
洞窟内温度が一定の理由
地表の温度を変化させる要因は、
「太陽光(日照時間)」や「大気(風の流れ)」など
これらにより地表の温度には変化が生じるが、
地中に存在する洞窟には影響が及ばない
(特に、地中深くなるほど伝わっていかない)
洞窟内には直接太陽光は届かず、
大気にも大きく影響されないため、
温度の変化が生じず、概ね一定に保たれる
補足
洞窟によっては、地熱(マグマなど)や地下水などの
影響を受けているものもある
ただし、それらによるものも
時期によって大きく変化するものではないため、
どの洞窟内もそれぞれに、概ね一定の温度となる
地熱などの影響
洞窟内の温度は、マグマ・地下水・温泉などが
近くにあったりするとそれに影響されていたりする
このため、必ずしも外気温の平均値とはならず、
洞内自体が涼しかったり、暑かったりすることもある
(その状態で、一定に保たれている)
実際、火山地帯にある洞窟は年中暑かったりする
外気温の変化が少ない場所
年間の平均気温が高く、変化も少ない地域では、
洞内の温度も高く保たれ、「涼しい」ということはない
逆に、
年間の平均気温が低く、変化も少ない地域では、
洞内の温度も低く保たれ、「暑い」ということはない
(ただし、地熱などの影響があると暑いこともある)