「カロリーゼロ」と「カロリーオフ」の違い
いずれの表示も、
完全に「0cal」ということではない
以下、「食品表示基準・別表第13」の定義
【カロリーゼロ】
食品100g当たり「5kcal未満」
(飲料の場合は100ml当たり「5kcal未満」)
【カロリーオフ】
食品100g当たり「40kcal以下」
(飲料の場合は100mL当たり「20kcal以下」)
定義の数値を比較すると、
「カロリーゼロ」の方が「カロリーオフ」よりも、
カロリー値が低く設定されるような定義といえる
カロリーゼロ
「食品表示基準・別表第13」によると
熱量(カロリー)を含まない旨の表示の基準値は、
「食品100g当たり5kcal未満」
一般に飲用に供する液状の食品(飲料)の場合は、
「100ml当たり5kcal未満」
解釈
カロリーが全く含まれないということではないが、
「5kcal未満」であれば、栄養成分としては、
無視できる程度のカロリーとみなされる
「含まない旨」の表現例
消費者庁の「食品表示基準について」
(平成27年3月30日消食表第139号)
によれば、「含まない旨」の表現例は以下の通り
• ゼロ
• ノン
• その他上記に類する表示
「不使用」「無添加」は該当しない
カロリーオフ
「食品表示基準・別表第13」によると
熱量(カロリー)が低い旨もしくは、
低減された旨の表示の基準値は、
「食品100g当たり40kcal未満」
一般に飲用に供する液状の食品(飲料)の場合は、
「100ml当たり20kcal未満」
解釈
「40kcal未満」(飲料は「20kcal未満」)であれば、
カロリーは低い、もしくは低減されたとみなされる
「低い旨」の表現例
消費者庁の「食品表示基準について」
(平成27年3月30日消食表第139号)
によれば、「低い旨」の表現例は以下の通り
• ひかえめ
• 少
• ライト
• ダイエット
• その他上記に類する表示
「低減された旨」の表現例
消費者庁の「食品表示基準について」
(平成27年3月30日消食表第139号)
および、食品表示法に基づく
「栄養成分表示のためのガイドライン」
(平成30年5月消費者庁食品表示企画課 )
によれば、「低減された旨」の表現例は以下の通り
• ○○10gオフ
• ○○ハーフ
• その他、他の食品と比べて
栄養成分の量が低減された旨の表示
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