「茹でる」「ゆがく」「煮る」の違い
【茹でる】
• 食材を熱湯に浸けて調理する
• 味付けは行わない(塩程度は用いることもある)
• 食材に火を通したり、アクを取ることが主な目的
【ゆがく】
• 食材を熱湯に浸けて調理する(茹でるより短時間)
• 味付けは行わない(塩程度は用いることもある)
• 食材のアク抜き、くさみを取る事が主な目的
(食材の中までしっかり火を通すまではしない)
【煮る】
• 食材を熱した調味液に浸けて調理する
• 味を染み込ませることが主な目的
(煮る食材にもよるが、比較的長時間になる)
茹でる
水のみ、もしくは
わずかな塩などを加えた熱湯で食材を加熱
(塩茹で)
料理の下準備として、食材に火を通したりアク取りする
(味付けを目的としていない)
基本的に茹でる場合は、調理後に茹で汁は捨てる
使用例
• パスタを茹でる
• ジャガイモを茹でる
• 卵を茹でる(ゆで卵)
など
ゆがく(湯がく)
水のみ、もしくは
わずかな塩などを加えた熱湯で食材を加熱
(「茹でる」よりも短時間)
一般的には下ごしらえに用いられる調理法
(目的の多くはアク抜きや、くさみをとること)
食材の中までしっかり火を通すまではしない
(葉野菜などは短時間熱湯に入れ、しんなりさせる)
補足
西日本など地域によっては、
「茹でる」ことを「ゆがく」と言うところもある
使用例
• たけのこをゆがく
• ほうれん草をゆがく
• そうめんをゆがく
など
煮る
調味液に浸け、火を通して味を浸み込ませる
火を通すだけでなく、味を染み込ませることが目的
(煮る食材にもよるが、比較的長時間になる)
食材を食べやすい大きさに切ってから火を通す
(食材の芯まで火を通す)
補足
本来「煮る」は味の有無に関わらず、
熱湯で調理するという意味だが、
味付きに特化して用いるように変化したとされる
本来の使用例➝「煮え湯=沸騰した湯」
使用例
• かぼちゃ煮
• 甘辛煮
• 卵を煮る(煮たまご)
など
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