スリーバント
ツーストライクの状態で行うバント
このバントがファウルの場合、
バッターアウトとなり「スリーバント失敗」となる
(3回バントに失敗することではない)
ルールブックにおける定義
ルールブック(公認野球規則)では、
バッターアウトの定義のひとつとして
スリーバントに相当する以下の内容が明記されている
2ストライク後の投球を
バントしてファウルボールになった場合
記録
記録上は「三振」となり、打者はアウトとなる
(スコアブックには「K」と記載)
三振とする根拠
「公認野球規則」のストライクの定義の中に、
バントして、ファウルボールとなったもの
と記載があるので、
スリーバント失敗は「3ストライク=三振」となる
スコアブックへの記録
• スリーバント以外でのバントのファウル
➝「ファウル」
• スリーバントでのファウル
➝「三振」
審判のコール
• スリーバント以外でのバントのファウル
➝「ファウル」
• スリーバントでのファウル
➝「ファウル」
(バッターアウトはコールせず、ジェスチャーで表す)
スリーバントルール制定の理由
1900年代初頭頃に、
バントによって安易にファウルを量産することによる、
試合進行の妨げ、投手の不利、を防ぐなどのために
制定されたルールとされる
投手の不利
普通に打つよりも当てるのが容易なバントで、
2ストライク後もファウルを認めると、
バントでファウルを打ち続ける戦法がとれる
戦法による効果
• フォアボールになるのを待つ
(明らかなボール球だけ見送ればよい)
• 投手を疲れさせる
• 好調なピッチャーを早く交代に追い込む
(特に球数制限のある大会などにおいて)
英語表現
スリーバントは、英語の「three」と「bunt」
を用いた和製英語であるとされる
英語では「Two strike bunt」などの様に
表現するとされる
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