ITTFワールドツアー
国際卓球連盟(ITTF)が主催し、
世界各地で開催される国際オープン大会の総称
ツアー詳細
それまで世界各地で開催されていた
「国際オープン大会」を、国際卓球連盟が
世界各地を転戦するツアーとして組織化
(1996年から開始)
各大会にて順位に応じてポイントが与えられ、
「ワールドツアースタンディング」という
獲得ポイントによるランキングがつけられる
(世界ランキングとは異なる)
ワールドツアースタンディングの上位者は、
グランドファイナルへの出場資格を得る
ツアー概要
ITTF主催の国際オープン大会は、
毎年1月から11月までの間、世界各地で開催
カテゴリーは規模の大きさや格の違いにより
「プラチナ、レギュラー、チャレンジ」
などといった名称で分類され、格付けされている
(格が高いほど賞金額、獲得ポイントが多い)
その年によって開催地や大会数、
大会の格付は微妙に変わる
大会の種類
• プラチナイベント(旧:スーパーシリーズ)
「ITTFワールドツアープラチナ○○オープン」
• レギュラーイベント(旧:メジャーシリーズ)
「ITTFワールドツアー○○オープン」
• チャレンジイベント(旧:チャレンジシリーズ)
「ITTFワールドツアーチャレンジ○○オープン」
2018年の例
• プラチナイベント :6大会
• レギュラーイベント:6大会
• チャレンジイベント:9大会
(日本オープンはレギュラーイベント)
2017年の例
• プラチナイベント :6大会
• レギュラーイベント:6大会
• チャレンジイベント:11大会
(日本オープンはプラチナイベント)
種目
• シングルス(男子・女子)
• ダブルス(男子・女子)
• 混合ダブルス
• U21シングルス(男子・女子)
種目詳細(2018年ツアー参照)
シングルス
• 7ゲームマッチ(4ゲーム先取制)
• 予選ラウンドと決勝トーナメントで行われる
予選ラウンド
• 世界ランキング上位者などは予選免除(15~16名)
• 開催国のランキング最上位選手は予選免除(0~1名)
(世界ランキング上位に含まれている場合は枠なし)
決勝トーナメント
「32名」で決勝トーナメントを行う
(予選ラウンド勝ち上がり16名+予選免除16名)
ダブルス
• 5ゲームマッチ(3ゲーム先取制)
• 予選ラウンドと決勝トーナメントで行われる
予選ラウンド
• 世界ランキング上位組は予選免除(7~8組)
• 開催国のランキング最上位組は予選免除(0~1組)
(世界ランキング上位に含まれている場合は枠なし)
決勝トーナメント
「16組」で決勝トーナメントを行う
(予選ラウンド勝ち上がり8組+予選免除8組)
混合ダブルス
• 5ゲームマッチ(3ゲーム先取制)
• 予選ラウンドと決勝トーナメントで行われる
• 混合ダブルスは毎大会は行われない
(プラチナ:4大会+レギュラー:1大会)
予選ラウンド
• 世界ランキング上位組は予選免除(7~8組)
• 開催国のランキング最上位組は予選免除(0~1組)
(世界ランキング上位に含まれている場合は枠なし)
決勝トーナメント
「16組」で決勝トーナメントを行う
(予選ラウンド勝ち上がり8組+予選免除8組)
U21シングルス
21歳以下の選手が出場できる
ワールドツアースタンディング
ツアーポイントの特徴
• 世界ランキング用のポイントとは異なる
• 対象はプラチナ大会とレギュラー大会のみ
(プラチナとレギュラーでは獲得ポイントが異なる)
• 本戦に出場しないとポイントが付かない
(予選ラウンドはポイント対象外)
• 結果による差が大きい
(世界ランキングの獲得ポイントに比べて)
• 年間の何大会分でもカウントできる
(獲得したポイントはすべて加算)
獲得ポイント(2018年ツアー参照)
プラチナ | レギュラー | |
---|---|---|
優勝 | 500 | 250 |
準優勝 | 300 | 125 |
準決勝敗退 | 200 | 63 |
準々決勝敗退 | 100 | 31 |
2回戦敗退(R16) | 50 | 16 |
1回戦敗退(R32) | 25 | 8 |
グランドファイナル
ワールドツアーの上位者によって
12月に行われる、年間王者を決定する大会
ITTFワールドツアーの年間最終戦として、
1996年に始まった
出場者
• ワールドツアー上位者
• 開催協会枠による出場者
(ツアー上位に含まれている場合は枠なし)
種目と出場人数
シングルス:16名
• ワールドツアーの上位:15~16名
• 開催協会枠:0~1名
ダブルス:8組
• ワールドツアーの上位:7~8組
• 開催協会枠:0~1組
混合ダブルス:8組
• ワールドツアーの上位:7~8組
• 開催協会枠:0~1組
U21シングルス
2017年以降、開催されていない
(2005年~2016年には開催されていた)
出場資格
•「シングルス」 …5大会以上に参加
•「ダブルス」 …同一ペアで4大会以上に参加
•「混合ダブルス」…同一ペアで2大会以上に参加
1つの国当たりの選手数の制限はない
大会方式
全ての競技が「トーナメント方式」で行われる