スポンサーリンク

【花火】花火大会の掛け声「たまや」「かぎや」

「たまや」「かぎや」

打ち上げ花火の際の掛け声として
「た~まや~」「か~ぎや~」というものがある

この元となるものは、
江戸時代の江戸の二大花火師の屋号である
玉屋(たまや)」と「鍵屋(かぎや)

両国川開き花火(現:隅田川花火大会)において
「玉屋」と「鍵屋」によって花火が打ち上げられ、
その際に観客が屋号名を呼んだ掛け声とされる

 

 

 

玉屋と鍵屋

歴史としては、
「鍵屋」の方が創業が古い(創業1659年)
「玉屋」は鍵屋からのれん分けして創業(創業1808年)

しかし、
「玉屋」は、1843年に失火事故を起こし、
廃業に追い込まれ、1代限りで断絶してしまった
(「鍵屋」は「宗家花火鍵屋」として現存)

「玉屋」の廃業後も、花火大会では
「たまや」「かぎや」どちらの掛け声も用いられ、
現在でも打ち上げ花火の掛け声として知られる

 

「玉屋」「鍵屋」の由来

「玉屋」と「鍵屋」の屋号の由来は、
京都の伏見稲荷神社に現存する
玉や鍵をくわえた狐(きつね)の像が由来とされる

【玉をくわえた狐の像】
玉が意味するものは、
宝珠や稲荷神の霊徳の象徴など

【鍵をくわえた狐の像】
鍵が意味するものは、稲を保管する蔵の鍵や、
稲荷神の霊徳を身につけようとする願望など

 

 

 

両国川開き花火

日本でも古く、歴史のある花火大会で、
現在の様な花火大会の由来ともされる

起源

1732年頃の享保の大飢饉とコレラの流行による、
数多くの死者が出た暗い世相の中、
「鎮魂、慰霊、悪病払い」などとして、
花火が打ち上げられたのが始まりとされる

これが、恒例の行事となり、
両国川開き花火(現:隅田川花火大会)として
行われるようになっていったとされる

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました