おしどり夫婦
仲のよい夫婦の例え
オシドリの雄(オス)と雌(メス)が、
つがいになって一緒にいるところなどから、
仲睦まじい夫婦を例える用語として用いられる
オシドリ
カモ目カモ科に分類される鳥
漢字では「鴛鴦(おしどり、えんおう)」と書き、
「鴛(えん)」はオス、「鴦(おう)」はメスのこと
オスとメスは見た目に違いがある
【オス】
くちばしは赤、
繁殖期の体は白・紫・オレンジなどカラフル
(冬に繁殖期を迎え、羽が色鮮やかに生え変わる)
【メス】
全体がグレーと茶色が混じる灰褐色
(年中、地味なまま)
おしどり夫婦の由来
• オシドリの夫婦が、つがいで寄りそう様子
• 一方を捕まえると、もう一方が死ぬという言い伝え
(実際には、その通りではない)
• 中国の故事「鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)」
➝暴君の権力で引き離された、悲劇な生涯の夫婦の話
(その墓の上でオシドリのつがいが鳴き続けた)
実際のオシドリ
オスはパートナーを外敵から守るためや
他のオスに取られないために寄り添って警戒する
(求愛~産卵まではメスにぴったりと寄り添う)
卵が産まれると、オスは子育てを手伝うことなく
パートナーのもとから去っていってしまう
(一緒にいるのは求愛~産卵の期間の半年ほど)
そして繁殖のたび、毎年のように相手を変える
(一生同じ相手と暮らすわけではない)