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「千秋楽(せんしゅうらく)」は、演劇や大相撲の最終日

千秋楽(せんしゅうらく)

歌舞伎、舞台演劇や相撲などの
興行の「最終日」を指す言葉

 

 

 

千秋楽の意味

千秋楽という言葉そのものは
「千年もの先まで楽あれ」といった意味合いとされる
(最終日に関連する意味合いは含まれていない)

ここでいう「秋」は、
四季のことではなく「年月」を意味する

千秋

「千年」「千歳」という意味で、
非常に長い年月ということ

 

 

 

千秋楽の由来

曲目における説

雅楽に「千秋楽」という、
舞は伴わず、管弦の合奏で行われる曲目がある

この曲目「千秋楽」が、
• 雅楽演奏の際に最後の曲として演奏されていた
• 能、狂言の終わりに演奏された
• 仏教の法要などの退出の際に用いられた

といったことから、
「最後」や「最後の締めくくり」の意味合いとなった

 

能の一節における説

祝言の能「高砂」の一節
「千秋楽は民を撫で、漫才楽には命を延ぶ…」

これが「付祝言(つけしゅうげん)」として
祝言性を持たない演目のみが行われた場合に
最後に追加して、よく謡(うた)われていたとされる

このことから、
「最後」や「最後の締めくくり」の意味合いとなった

 

 

 

千穐楽(せんしゅうらく)

歌舞伎や舞台演劇などでは
「千秋楽」のことを「千穐楽」と表記したりする

「秋」の異体字

もしくは、「穐」の「亀」が、
稲に付く昆虫を意味するという説もある

 

由来

秋の字に「火」という文字が含まれることから、
火事を連想させるとして避け、代わりとして
「穐」という字が用いられたという説がある
(「亀」が縁起が良いからともされる)

 

 

 

大相撲の千秋楽

大相撲は15日間行われ、
最終日となる15日目は「千秋楽」となる
(大相撲の千秋楽は日曜日に設定される)

 

千秋楽で特に行われたりするもの

• 三役揃い踏み
(結びの3番の前にその取組力士が揃って四股を踏む)

• 優勝決定戦
(全取組終了時点で最多勝利者が複数人いる場合)

• 表彰式

など

 

 

 

演台演劇の千秋楽

千秋楽の日の舞台などにおいては、
千秋楽特有のイベントなどが行われたりする

 

千秋楽で特に行われたりするもの

• 千秋楽に限定した台詞や演出の変更やアドリブ
(芝居の流れを壊さない程度に行われる)

• サプライズゲストの登場

• 公演終了後に俳優が謝辞などを述べる

など

 

 

 



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